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絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『梅花鷺娘』(ばいか さぎむすめ)です。
今日の絵は、白鷺(しろさぎ)の精の舞踊です。
ちょうど、ホームページを始めて間もない頃に、一度鷺娘を描いたことがあったんです。
今回の鷺娘は、内容は似ていますが、梅の花が登場するところが前回とは違います。
主役は、白鷺の精です。
通常は、一人で演じられる舞踊です。
今回は、個人的に好きな鷺娘のポーズを二人にして描きました(笑)
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『梅花鷺娘』
(ばいか さぎむすめ)
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あらすじ
長唄。
日本を代表する舞踊の名作「鷺娘」。
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18世紀に作られた作品だが、演じられるごとにアレンジされていくのがおもしろいところで、現行の表現ではバレエの「瀕死の白鳥」の影響を受けているとも言われている。
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鷺娘は、鷺と人間の娘の両性具有の存在として描かれている。
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◇◇◇
雪がしんしんと降り続く、一面の銀世界。
川のほとりの柳の木のそばに、蛇の目傘をさした花嫁姿の娘がしょんぼりとたたずんでいる。
この娘、実は鷺(さぎ)の化身。
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悲しい恋を、ただ一途に恨む内容の歌詞に鷺の姿を重ね、羽ばたく様子など、鷺であることをほのめかす振りも織り交ぜられる。
恋に悩む女の苦しい胸のうちを踊りはじめて、恨みの心を見せる。
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やがて「ぶっかえり」で鳥の姿になり、切り裂かれた肩の傷口から血がにじむ。
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降りしきる雪の中、恋のために堕ちた地獄の責めに苦しみもがく。
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地獄の有様を写し、曲調も激しくなる中、息絶え絶えになりながらも、それでもなお生きようと懸命に羽ばたく姿が哀れを誘う。
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苦悩のさまを魅せていた白鷺も、最後には力尽きるように、雪の降りしきる中、息絶えて終幕する。
白無垢姿から娘姿、傘の踊りになり、最後は鳥の姿となって地獄の責め苦で苦しむドラマチックな展開になっている。
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衣装メモ
●手前の鷺娘は、身体が後ろに反り返っています。
この鷺娘は、水色からピンク系の鳥の衣装に早変わりしています。
水色の着物には、冬の木々がデザインされています。
そして、ピンク色の衣装には、金色の鳥の羽が全体にデザインされています。
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●もう一人の鷺娘は、右手を上げて空に向かって身体を預けているポーズの女性です。
衣装は、白地に水色の鳥の羽が全体にデザインされています。
そして頭には、雪の華の飾りを付けました。
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二人の白鷺の精は、懸命に羽ばたこうとしています。
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今回の表現ポイント
●背景は、二人の鷺娘の両サイドに、赤い蛇の目傘が見えています。
この赤い蛇の目傘は、タイトルにある通り、梅の花をイメージしています。
そして、女性の後ろにある、巨大な氷のようなものは、クリスタルです。
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吹雪の寒さのイメージを、今回はクリスタルで表現しました。
クリスタルは輝いていますね。
さらに、雪が大量に舞う演目なので、紙吹雪の代わりに、雪の華をたくさん描きました。
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今回、一人の舞踊を二人にして描いたんですが、思い付きなんです(笑)
どっちのポーズも良いなぁって考えていたら、二人描いていました(笑)
今回のイラストは、クリスタルの色塗りが大変でしたね。
輝いているように描くのは難しいですね(笑)
主役の鷺娘の女性を二人にして、巨大クリスタルと赤い蛇の目傘、雪の華で、幻想的に表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『梅花鷺娘』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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