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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『高砂丹前』(たかさごたんぜん)です。
今日の絵は、夫婦が踊る祝いの歌舞伎舞踊劇です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『高砂丹前』
(たかさごたんぜん)
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あらすじ
長唄。
●:1785・天明5年、江戸桐座初演。
●作詞:七世芳村伊十郎
●作曲:初世杵屋正次郎
●本名題:『女夫松高砂丹前』(めおとまつ たかさごたんぜん)。
能の「高砂」が素となって作られた長唄。『男山娘源氏』(おとこやま ふりそでげんじ)の舞踊劇。
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◇◇◇
高砂は播磨(兵庫県)にある市の名前で、
高砂神社の”高砂の松”が有名。
古くから、高砂の松と、大阪”住之江の松”が夫婦であるとの伝説があり、
高砂、住之江の松を”相生の松”という。
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ゆえにここでは“松づくし”で、夫婦の睦ましさを詠う。
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花槍を持った奴、腰元の夫婦が千秋万歳の楽を奏して、君が代を祝い奉る。
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〽️『松の名所は様々に
あれ 三保の松羽衣の
松に掛けたる尾上の鐘よ
逢いに相生夫婦松
中に緑の いとしらしさの姫小松
二階三階五葉の松
幾代重ねん千代見草
しおらしや』
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●『松の名所は様々あるが、まあょっとあれを見なさいな、駿河国三保の松。
天女が羽衣を掛けたという、松に掛けたのは、尾上神社(高砂神社)の鐘か。
二人が逢瀬を重ねるうちに、できた嬰児は 可愛い可愛い女の子。
二歳、三歳、五歳と成長が楽しみ、末頼もしいことよ。』
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衣装メモ
腰元の女性の衣装は、オレンジ色にピンクのぼかしが入った着物です。金色の花が描かれています。
そして、片袖が赤色になっています。赤い着物には、家紋がデザインされています。
帯は青色一色の物になっています。
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一方、夫である奴の衣装は、上が赤色、下が水色の着物です。
水色の着物には、金色の模様がデザインされています。衣装の引抜きで、赤い着物に変わっています。
上半身の赤い着物には、金銀の鶴と松が描かれています。
奴は赤紫色の帯を締めています。
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二人共、手には花槍(はなやり)というものを持って踊っています。
今回の表現ポイント
背景は、高砂の夫婦ということで、教会にあるチャペルの鐘が見えています。。
高砂の夫婦を、チャペル挙式で表現しました。
鐘からは、赤いリボンが出ています。
そして、横に黄色い雲が流れ、その上には、金色の枝と葉っぱが延びています。
さらに、白いハトも飛んでいます。
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高砂の夫婦の門出を、洋風の挙式をイメージして描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『高砂丹前』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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