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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、新作歌舞伎・『幻武蔵』(まぼろしむさし)です。
今日の絵は、刑部姫(おさかべひめ)という、姫路城に住み着く、妖術を操る女性の話です。
今回は、刑部姫に焦点を当てて描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
新作歌舞伎
『幻武蔵』
(まぼろしむさし)
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あらすじ
2014年12月、歌舞伎座で公演。
脚本公募で選ばれたという森山治男の作品で、坂東玉三郎が演出。主演・中村獅童。
宮本武蔵が、姫路城の天守閣に住む妖怪を退治するという幻想的な物語。
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◇◇◇
宮本武蔵(みやもとむさし)は武者修行の旅の途上で、「宮本七之介」の名で足軽として姫路城主の木下勝俊に仕えていた。
その頃、小刑部大明神(おさかべだいみょうじん)を祀っていた姫路城の天守閣では、怪異が相次いでいた。
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誰もが恐れる、天守閣の夜番を無事に乗り切ったことで正体が発覚した武蔵に、城主は改めて天守の怪異の調伏を頼む。
武蔵が灯りを手に天守閣の五重目へとあがり、明け方まで過ごしていると、小刑部大明神の神霊を名乗る刑部姫(おさかべひめ)が現れた。
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刑部姫は、ここに巣食っていた齢数百年の古狐が武蔵に恐れをなして逃げ出したと告げ、武蔵に褒美として銘刀・郷義弘を授けた。
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だが、これは女性に化けた狐の罠だった。
郷義弘は、豊臣秀吉から拝領した木下家の家宝であり、狐は武蔵に罪を着せて城から追い出そうとしたのである。
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狐の目論みはうまくいかず、武蔵は罪に問われなかった。
狐はその後、中山金吾という少年に化けて、武蔵に弟子入りしたところを、見破られて退治される。
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宮本武蔵が兵法者としての道を究めるために自らと向き合う姿を描いた新作歌舞伎である。
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衣装メモ
刑部姫の衣装は、十二単姿です。
赤を基調にした唐衣(からぎぬ)で、菱形の家紋と花の図柄がデザインされています。
中に着ている水色の単(ひとえ)も見えています。この単には、ピンク色の花や川が描かれています。
姫の後ろからは、裳(も)と呼ばれる十二単の衣装の一部が広がっています。
白地の裳に、紫色の雲や葉っぱが描かれています。
そして姫は、長い黒髪に黄色い髪飾りを付けています。ピンク色の花の飾りも付けていますね。
刑部姫にコウモリの羽が付いていますが、これは、姫がたくさんのコウモリを従えているので、このように表現しました。
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刑部姫は、手には衵扇(あこめおうぎ)を持ち、妖術を操っているところです。
今回の表現ポイント
背景は、たくさんの桜が咲いています🌸上にも真ん中にも桜が咲いていますね。
そして青空があり、銀色の蝶々も飛んでいます。
さらに、姫路城ということで、シャチホコが2匹付いています。
シャチホコでお城を表現しました。このシャチホコは、金色ではなく、カラーで生きているように表現しました。
さらに、その奥は女性の『目』が見えています(笑)
これは、刑部姫の目です。ちょっと、ギャルっぽくなりました(笑)
この女の子の目は、刑部姫が姫路城から、外の様子をうかがう場面を表現しました。
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全体的に、若い女性をイメージした色彩で表現しました。
今回は、新作歌舞伎・『幻武蔵』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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