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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『堀川波の鼓』(ほりかわ なみのつづみ)です。
今日の絵は、女性が不倫を犯してしまう内容の話です。
主役は彦九郎(ひこくろう)と妻のお種(おたね)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『堀川波の鼓』
(ほりかわなみのつづみ)
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あらすじ
●初演:1711年(正徳1)正月以前に大坂・竹本座
●作:近松門左衛門 |
鳥取藩士が妻敵を討った事件を脚色したもので、能『松風』をモチーフとして書かれた。
『大経師昔暦』『鑓の権三重帷子』とともに、近松三大姦通物の一つ。初演以来、再演の記録がなかったが、1964年に復活公演が行われた。
◇◇◇
鳥取藩士・小倉彦九郎(おぐらひこくろう)とお種(おたね)は幼なじみで、恋しあって結婚した。
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しかし小身者の夫は隔年の江戸詰。
その留守中、夫を恋偲び、寂しい日を送っているお種は、ある日、横恋慕している夫の同僚・磯部床右衛門(いそべとこえもん)に迫られるが、心にもなく逢引きを約束してその場を逃れた。
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ところがそれを、養子・文六の鼓の師匠・宮地源右衛門(みやじげんえもん)に聞かれ、口止めに勧められた酒に自らも酔ったお種は、無意識のうちに源右衛門と不義を犯してしまう。
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様子を怪しんで忍んでいた床右衛門は不義密通の証拠と、二人の片袖を持ち去ってしまう。
お種は夫に一目会ってから身の始末をつけようと思い、日一日と命永らえている。
やがて夫の彦九郎は帰国。
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床右衛門によって不義の噂は家中に広まっていた。
お種の妹・お藤は姉の命助けたさに、何も知らぬ彦九郎に恋を仕掛け、お種を離縁させようとするが失敗。
ついに妹・ゆらの口から一件を聞き、証拠の袖を突きつけられては彦九郎、信じざるを得ない。
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すでに陰腹切ったお種に持仏堂でやるせないとどめを刺す。
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そして何故尼にさせて命乞いしなかったと、男泣きに泣く。
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彦九郎は、文六、お藤、ゆらと京へ上る。
祇園会のお囃子で賑わう中、堀川下立売の源右衛門の屋敷に斬り込み、みごと妻敵討(めがたきうち) の本懐を遂げることができた。
封建社会の参勤交代が下級武士の家庭にもたらす悲劇で、お種の性格描写に近松らしい特色がある。
初演後は絶えていたが、近代以降、作品の再評価に伴い、歌舞伎での上演も多くなり、新脚色や映画化もされるようになった。
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衣装メモ
●彦九郎はグレー一色の着物です。
帯は、青色に金色の模様が施されています。
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●一方、お種は紺色の着物を身にまとっています。
着物には、銀色の花が細かくデザインされています。中はピンク色の着物です。
そして帯は、薄黄色に緑色の菱形模様がデザインされています。
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今回の表現ポイント
●そして背景は、ロングヘアの女性が振り返って『ナイショ』のポーズをとっています。
この女性は、現代風に表現したお種です。
お種が、不倫をしてしまった時の心情を現しました。
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さらに、バラがたくさん咲いていますがトゲがあります。
これは茨(イバラ)です。
お種が不倫をしてしまった代償を、イバラで表現しました。
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今回のイラストは、茨の部分に一番時間が掛かりました。
特に、棘の部分がきちんと見えるように気を配りました☺️
今回は、歌舞伎狂言・『堀川波の鼓』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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