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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『葵の上』(あおいのうえ)です。
今日の絵は、源氏物語のお話の一つです。
主役が六条御息所(ろくじょう みやすどころ)という名前の女性です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『葵の上』
(あおいのうえ)
あらすじ
賀茂祭(葵祭)の加茂川での斎院御禊見物の折に六条御息所(ろくじょう みやすどころ)は、悪阻中の葵の上の牛車と鉢合わせし、場所争いで葵の上方の下人に恥辱的な仕打ちを受けた。
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これが発端で、御息所は生霊となって妊娠中の葵の上を悩ませるが、それを源氏に目撃される。
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御息所が、己の髪や衣服から芥子(悪霊を退けるための加持に用いる香)の匂いがするのを知って、さては我が身が生霊となって葵の上に仇をなしたか、と悟りおののく。
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その後葵の上は、夕霧を無事出産するも急死、源氏の愛を完全に失ったと察した御息所は、彼との関係を断ち切るため斎宮になった娘に付き添い野宮に入る。
6年後、帝が変わり斎宮の任期が終わると、京に戻り出家、見舞いに訪れた源氏に娘に手をつけぬよう釘を刺しつつ、将来を託して病没。
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源氏は斎宮に興味を持ちつつも御息所の遺言を守り、斎宮を養女として冷泉帝に入内させ後見した。
源氏が後に住まいとする六条院は、御息所の旧邸を含んで大きく拡充したものである。
その中の秋の町が旧邸に当たり、娘の秋好中宮の里邸となった。
御息所は、死後も紫の上や女三宮などにとりつき、源氏に恨み言を言いに出現した。
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娘の中宮もその噂を聞き、母がいまだ成仏していないことを悲しんで、御息所のために追善供養を行った。
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衣装メモ
主役である、御息所(みやすどころ)の衣装は、オレンジ色の十二単姿です。
十二単には、ピンク色の丸い家紋が描かれています。
そして、襟元と袖が青緑色にデザインされています。
この襟元と袖の部分には、菱形の模様が細かく描かれています。
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御息所は、ちょうど座っているところです。
黒髪を垂らし、どこかを見つめています。その表情は、葵の上を恨み、憎しみの顔となっています。
今回の表現ポイント
背景は、ピンク色の葵の花がたくさん咲いています。
そして、御息所の背後に鬼がいるんですが、実はこれは御息所の生霊なんです(笑)
怖いですよね(笑)
御息所の背中から、鬼の形相となった御息所の生霊が現れ、葵の上の元へ復讐をするところです。
この生霊は、能をヒントに表現して描きました。
生霊の顔は、鬼の顔です。
白い般若(はんにゃ)の顔となっています。
衣装は、上が白地に金色の鹿の子(かのこ)模様、下は赤い袴姿です。
右手に杖を持っています。
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そして生霊の周りからは、赤い炎がメラメラと燃えたぎっています。
今回は、御息所が自分の生霊を飛ばす場面を表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『葵の上』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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