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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『瓢箪鯰』(ひょうたんなまず)です。
画数の多いタイトルですね(笑)
今日の絵は、いたずら好きの鯰と漁師が楽しく踊る舞踊です。
主役は、瓢六(ひょうろく)という男性です。
今回は、その瓢六を少女で表現しました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『瓢箪鯰』
(ひょうたんなまず)
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あらすじ
●歌舞伎所作事。長唄・常磐津。
●初演:文政11年、江戸中村座 ●作詞:二世瀬川如皐 ●作曲:十世杵屋六左衛門 ●本名題:『拙筆力七以呂波』(にじりがき ななついろは)。 |
長唄と常磐津(ときわず)の掛け合い。
七変化舞踊の一つで、二世・中村芝翫が初演した。
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襦袢(じゅばん)一枚の男が瓢箪(ひょうたん)で鯰(なまず)を捕えようとする大津絵の絵柄を舞踊化したものである。
当時流行った風刺画でもある大津絵(おおつえ)の題材では、「藤娘」が特に有名である。
この「瓢箪鯰」も、その次に人気だったという。
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大津絵では、猿が鯰を瓢箪で押さえつけている様が描かれてる。
これはその昔、将軍足利義持が画僧に描かせた禅画「瓢鯰図」(国宝)が、京都・妙心寺にあり、その図では襦袢姿の老僧が、瓢(ひさご)を手にして鯰を抑え捕ろうとしている。
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猿は登場しないが、大津絵はそれを猿に置き換えることで笑いを得たという。
鯰がヌルヌルしてなかなか捕まえることができない様から、のらりくらりして要領を得ない人のことを風刺したものである。
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所作事としては、その猿を人間の下男・瓢六(ひょうろく)として演じられている。
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着ぐるみの鯰と恋模様を踊ったり、格闘する襦袢姿の瓢六の踊りが楽しい。
鯰に、からかわれたりと他愛もない変化舞踊である。
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衣装メモ
●瓢六を演じる女の子は、現代風に表現しました。
髪型はツインテールで、たくさんの花が頭に付いています。赤・ピンク・黄色・紫の花の髪飾りです。
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今回の女の子の衣装は、自分のイメージだけで描きました。
女の子の衣装は、全体ピンク系で統一しました。
赤いバラが描かれたピンク色の着物から、上半身は、薄いピンク色の着物に早変わりしています。
薄いピンク色の着物は、肩の部分に紫色の花、そして全体にヒョウ柄の模様になっています。
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左手には、大きな瓢箪(ひょうたん)を持ち、右手で鯰のヒゲを引っ張っています(笑)
そして、いたずらをする鯰を足で押さえ付けています。
今回の表現ポイント
●背景は、海岸が見えています。海岸の部分は、実際の舞台と同じです。
そして、この海岸を今回はハワイの海をイメージして描きました。
大きなヤシの木も見えています。
海の向こう側は、夕陽が沈むところですね。
夕方なので、星がたくさん出ています。
さらに、女の子と鯰は、台の上で遊んでいます。
この台には、金色の飾り金具がたくさん付いています。
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漁師を演じる女の子と、いたずら好きな鯰が楽しく遊んでいる場面を表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『瓢箪鯰』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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