ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『浮無瀬猩々』(うかむせの しょうじょう)です。
今日の絵は、縁起の良いお話です。遊女と猩々(しょうじょう)という酒好きな霊獣の舞踊です。
猩々という霊獣は、一言で言うと、猿です(笑)
今回は遊女と人の姿になった猩々が、酒を酌み交わしている場面を描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『浮無瀬猩々』
(うかむせの しょうじょう)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
2012年8月 、国立文楽劇場で上演。
第二十二回・上方歌舞伎会で演じられた演目の一つ。
『猩々』とは、実在の動物ではなく、赤い顔をした水の中に住む架空の霊獣で、酒を好み、舞い戯れる無邪気で可憐な姿をした妖精と言われている。
(※クリックすると画像が拡大します)
常磐津の猩々は、大阪所縁の作品で、夕陽ヶ丘にあった大阪で有名な料亭の家宝である、
『浮無瀬』(うかむせ)という名の大盃に、蒔絵で描かれた猩々が抜け出すという、大変洒落た趣向の演目である。
(※クリックすると画像が拡大します)
柄杓(ひしゃく)と盃(さかづき)を持った猩々が、舞台の中央に置かれた酒壷を飲み干し、舞台いっぱいに酔い舞い遊び、祝い納める。
(※クリックすると画像が拡大します)
地唄には、遊女の杯を重ねるさまを描いた通称『女猩々』の曲もある。
(※クリックすると画像が拡大します)
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
猩々の衣装は、上が黄色と水色の花が描かれたオレンジ色の装束です。
下は、金色の青海波(せいがいは)が描かれた、赤い袴姿です。能楽のような衣装ですね。
猩々は真っ赤な髪の毛で、顔は女性の顔になっています。
そして、右上に扇子を持ち、祝いの舞を披露しているところです。
(※クリックすると画像が拡大します)
一方、遊女の衣装は、ピンク色と薄い黄色のぼかしが入った打掛です。打掛には、赤と黄色の牡丹の花が描かれたいます。
そして、中は真っ赤な打掛が一部見えていますね。
さらに、笹の葉が描かれた、青い前帯を付けています。
頭には、たくさんの鼈甲櫛(べっこうぐし)を付けて、座っています。
遊女は、右手に赤い盃を持ち、猩々と酒を酌み交わし、祝いの舞を楽しんでいます。
今回の表現ポイント
背景は、黄色い背景に青海波の模様を描きました。
そして、松が右上から左下にかけて斜めに付いています。松は昔から縁起が良いものなので、猩々と踊るように動きを付けて表現しました。
さらに、猩々の大きな手も見えています。
これは猿の姿の猩々が、盃を持ち、酒をついでいる場面を持ってきました。
赤い房が付いた緑色の酒瓶からは、酒が赤い盃へと流れています。その盃を持つ手は、猿の姿の猩々です。
(※クリックすると画像が拡大します)
縁起の良い、心が明るくなる場面を表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『浮無瀬猩々』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事