ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『江島生島』(えじまいくしま)です。
今日の絵は、江島(えじま)という名前の女性と生島(いくしま)という男性の話です。
二人は恋人同士なのですが、とある事件が発端で離れ離れにされてしまいます。
島流しにされた二人の舞踊となっています。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『江島生島』
(えじまいくしま)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
長唄。
江戸時代に実際に起こった、江島生島事件を扱った作品。
(※クリックすると画像が拡大します)
江島生島事件(えじま いくしまじけん)は、江戸時代中期に江戸城大奥御年寄の江島(絵島)が、歌舞伎役者の生島新五郎(いくしましんごろう)らを相手に遊興に及んだことが引き金となり、関係者1400名が処罰された綱紀粛正事件。
絵島生島事件、絵島事件ともいわれている。
この実際の出来事を題材にした舞踊劇である。
(※クリックすると画像が拡大します)
作詞、長谷川時雨(はせがわしぐれ)、作曲吉住慈恭、演出・振付六世藤間勘十郎・六世尾上菊五郎。
大正2年(1913)年に歌舞伎座で初演された。
(※クリックすると画像が拡大します)
夢の中での二人の逢瀬と、痛ましい孤島での生島を描いた、劇的な舞踊劇。
◇◇◇
江戸城の大奥に勤める中﨟(ちゅうろう)の江島(えじま)は、山村座の歌舞伎役者の生島新五郎(いくしましんごろう)と恋仲になる。
(※クリックすると画像が拡大します)
しかし、このことが幕府に知れ、江島は信州の高遠へ、生島は八丈島へ流罪となった。
(※クリックすると画像が拡大します)
二人は島流しにされる
(※クリックすると画像が拡大します)
それ以来、江島との逢瀬を忘れられない生島は半狂乱に陥り、夢の中で江島との歓楽に浸る日々を送っている。
(※クリックすると画像が拡大します)
孤島の浜辺で、江戸からやって来た旅商人を相手に、人気役者であった昔を語る生島。
(※クリックすると画像が拡大します)
やがて、浜辺に現れた海女を江島だと錯覚し、恋い焦がれて後を追いかけていく──。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
主役である江島の衣装は、上に薄紫色の打掛を着ています。
こちらの打掛には、黄色とオレンジ色のぼかし模様、赤い花が描かれています。
そして、中には赤い着物を着ています。こちらの着物には、貝・海草・波が描かれています。帯は、ピンク色にオレンジ色の格子模様です。
この衣装は、海女をイメージした着物になっています。
夢の中の江島から、浜辺の海女の場面に変わるところです。
江島は、離れ離れになった生島の事を想い、踊っています。
(※クリックすると画像が拡大します)
一方、生島は紫色の着物です。
水色と黄緑色の模様がデザインされています。
生島が、江島との懐かしい思い出に耽り、狂乱する場面です。
浜辺に現れた海女を、夢の中の江島だと思い込み着物を掴んでいます。
(※クリックすると画像が拡大します)
今回の表現ポイント
今回の背景は、八丈島の海です。水色の海が波打っています。
二人が踊っている部分は、浜辺です。
そして、空は全体ピンク色で描きました。
このピンク色の空を、2匹の熱帯魚が泳いでいます。これは、夢の中の江島と生島を表現しています。
この黄色と青の縞模様の熱帯魚は、エンゼルフィッシュという魚です。
今回は夢の中の二人を、熱帯魚である「エンゼルフィッシュ」で表現しました(笑)
エンゼルフィッシュは、仲良く空を泳いでいるところです。
空なんですが、海の中の気泡がたくさん描きました。
さらに、男女が手を繋いでいるのが見えています。
これは、夢の中の江島と生島が手を繋いでいる場面を描きました。
繋いだ手は、生島が江島を引っ張っています。そして江島の手には、赤いマニキュアを描きました。
(※クリックすると画像が拡大します)
歌舞伎舞踊の世界と夢の中の世界を、一つの舞台で表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『江島生島』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事