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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは『鬼揃紅葉狩』（おにぞろい もみじがり）です。
今日の絵は、更科の前 （さらしなのまえ）という女性が主役です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『鬼揃紅葉狩』
（おにぞろい もみじがり）
更科の前
あらすじ
猿之助四十八撰の一つ。
「紅葉狩」の伝説は、北信濃・鬼無里(きなさ)に今も残る。
◇◇◇
源経基(みなもとのつねもと)の 寵愛を受けた紅葉(更科の前)という女性が、経基夫人を殺そうと謀ったことが発覚し、この里に流された。
更科の前
戸隠山に流された紅葉。だが、我が身を思うと京での栄華は遥かに遠い。
都での生活を思い出す
このため次第に紅葉の心は荒み、京に上るための軍資金を集めようと、 一党を率いて戸隠山に籠り、 夜な夜な他の村を荒しに出るようになる。
身も心も鬼となってしまう
この噂は戸隠の鬼女として京にまで伝わった。
ここに平維茂が鬼女討伐を任ぜられ、 笹平（ささだいら）に陣を構え出撃したものの、 紅葉の妖術に阻まれさんざんな目にあう。
鬼の正体を現した更科
かくなる上は神仏に縋る他なしと、観音に参る事17日、 ついに夢枕に現れた白髪の老僧から降魔の剣を授かる。
維持に襲い掛かる更科
今度こそ鬼女を伐つべしと意気上がる維茂軍の前に、 流石の更科も敗れ、 維茂が振る神剣の一撃に首を跳ねられることとなった。
鬼となった更科の前
更科33歳の晩秋であった。
その後、維茂は更科姫を手厚く葬ってやったという。
夢の中の更科の前
衣装メモ
今回の主役は、更科の前です。
今回は、2枚描きました。
若い女性の姿の更科の前と、鬼の姿になった更科の前の2枚です。
1枚目の更科の前の衣装は、白地にカラフルな唐草模様が描かれています。
上半身は、赤い着物に早変わりしています。こちらの着物には、花や川が描かれています。
そして頭には、たくさん銀色の髪飾りを付けて、左手には、扇を持っています。
更科の前
2枚目の更科の前は、鬼の本性を現したところです。
衣装は、黒地に青い花の図柄が描かれた着物を着ています。
上半身は、白地に紅葉が描かれた着物に早変わりしています。
鬼の本性を現した更科の前
右手には杖を持ち、見得を切っているところです。
今回の表現ポイント
今回は、2枚共に松の木が背景です。
これは、松羽目物（まつばめもの）と呼ばれる背景です。
1枚目は、松を背景に踊っていますが、2枚目は一転、全体が紅葉に変わっています。
今回は、このような場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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