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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『悪太郎』(あくたろう)です。
今日の絵は、悪太郎(あくたろう)という大酒飲みの男が主役の歌舞伎舞踊劇です。
悪太郎という名前が付いていますが、根っからの悪人ではなく、陽気でどこか憎めないキャラクターです。
今回は、悪太郎を女の子で表現しました。
そして、実際に歌舞伎で演じられる悪太郎も描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『悪太郎』
(あくたろう)
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あらすじ
●長唄
●初演:大正13年、東京市村座 ●作:岡村柿江 ●作曲:四世・杵屋佐吉 ●振付:二世・花柳寿輔 ●二世・市川猿之助、初演 |
三代目・市川猿之助が撰定した、猿翁十種(えんおうじっしゅ)の一つ。
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憎めない無邪気な男を描く軽快な舞踊劇。
◇◇◇
大酒飲みで酒癖の悪い悪太郎(あくたろう)は、今日も酒に酔って足元がおぼつかない様子。
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伯父の安木松之丞(やすきまつのじょう)も困り果てていた。
悪太郎は、その行状を批難する伯父が気に入らず、薙刀を持って押しかけて行って振り回し、散々悪態をついて大酒を飲む。
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そして酔った勢いで、通りがかりの修行僧・智蓮坊(ちれんぼう)にからみ、修行の話を所望したり、自分の薙刀の話を聞かせたりと勝手な振舞ばかり。
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悪太郎は、散々悪態をついて大酒を飲み、泥酔して帰る途中に道端に寝込んでしまう。
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心配して追っかけて来た伯父は、この態を見て何とか改心させようと、寝ているうちに髭や頭を剃って法体にし、
「今後は南無阿弥陀仏と名付ける」
と言い渡して帰って行く。
目を覚ました悪太郎は、変わり果てた自分の姿に気付いて、さっきのことは夢のお告げだと信じてしまう。
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そこへ智蓮坊が、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら通りかかったので、名前を呼ばれたと思って返事をしながらついて行く。
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智蓮坊から念仏のいわれを聞いて、心から改心し、唯一心に弥陀を頼んで後世を願おうと決心する。
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狂言を素材にしたユーモアと大らかな雰囲気に包まれた作品である。
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愛嬌あふれる悪太郎が繰り広げる舞踊劇。
最近では2021年1月に歌舞伎座で四代目・市川猿之助が悪太郎を演じている。
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衣装メモ
●女の子の悪太郎の衣装は、赤と銀色のストライプ柄に蝶の模様が付いた着物で、片袖はカラフルな着物に変わっています。
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下は、ピンク色の独特な袴姿です。
足袋もピンク色です。
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顔とヘアスタイルは、今風に描きました。
頭にはお花を付けています。
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●一方悪太郎は、オレンジ色の衣装に、たくさんのカラフルな模様が入った着物です。
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片袖は、オレンジと緑の衣装に変わっています。
下は、青色の袴姿です。こちらは足袋が黄色です。頭には、頭巾を被っています。
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二人とも、大きな薙刀(なぎなた)を持っています。
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今回の表現ポイント
●今回の背景は、またまた日本ではありません(笑)
今回は、江戸の街をシンガポールで表現しました。
ちょうど、夕方なので、遠くに金色の月が出ていますね。そして、高層ビルや木も見えています。
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さらに、有名なマーライオンの姿も見えています。マーライオンの口からは、水が飛び出ています。
二人が歩く道路は、市松模様です。
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今回の絵は、描くものがいつもより多くなりました(笑)
そうですね、マーライオンが一番大変でした😌
後は、二人の悪太郎の衣装ですね。
男性の衣装を、新しく女性の衣装にデザインするのが、最近の一つの楽しみになっています(笑)😊
今回は、歌舞伎舞踊・『悪太郎』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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