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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『積恋雪関扉』(つもるこい ゆきのせきのと)です。
今日の絵は、小町桜(こまちざくら)の精と、大伴黒主(おおともの くろぬし)が主役の歌舞伎舞踊劇です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『積恋雪関扉』
(つもるこい ゆきのせきのと)
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あらすじ
●常磐津
●初演:天明4年、江戸桐座 ●作詞:宝田寿来 ●作曲:初世鳥羽屋里長・二世岸沢式佐 ●振付:二世西川扇蔵 |
1784年(天明4)11月江戸桐座の顔見世狂言・『重重人重小町桜』(じゅうにひとえ こまちざくら) の大切浄瑠璃として初演された。
配役は、関兵衛を初世・中村仲蔵、宗貞を二世・市川門之助、小野小町・墨染桜の精を三世・瀬川菊之丞。
通称『関の扉』(せきのと)。
常磐津節。
常磐津としても名曲である上に、歌舞伎舞踊のうちでも大物で、上演時間は一時間半を超える。
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◇◇◇
雪の降り積もる逢坂の関(おうさかのせき)では、不思議に小町桜が咲いている。
そのかたわらには良岑宗貞(よしみねの むねさだ)が隠棲していたが、元の恋人・小野小町姫が通りかかり、その仲を関守の関兵衛(かんべえ)が取持とうとする。
じつは関兵衛こそは、天下を狙う大伴黒主(おおとものくろぬし)であった。
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これまでその機会をうかがっていたのだが、星占いの結果、今がその時と知る。
早速、野望の成就祈願に使う護摩木とするため、小町桜を切り倒そうとする。
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ところが、そのとたんに五体がしびれて身動きが取れない。
するとそこに墨染(すみぞめ)と名乗る遊女が現れ、関兵衛をくどきはじめる。
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しかし実は墨染こそ、小町桜の精であった。
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小町桜の精は墨染となって、宗貞の弟である安貞と相愛の仲であったが、その安貞を黒主に殺されており、その恨みを晴らすため人の姿となって現れたのである。
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やがて墨染と黒主は互いの正体を現し、激しく争うのだった。
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歌舞伎舞踊の技巧や、演出の面白み等がよく出ていて、変化の多い踊りなので、上演度は非常に多い。
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衣装メモ
●まず、小町桜の精の衣装は、水色の着物から薄ピンク色の着物に変わったところです。
ピンク色の着物には、黄色い桜が描かれています。
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口には布を咥えています。
そして、体が海老反りになっています。
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ちょうど、花魁の姿から、桜の精の正体を現したところです。
●一方、大伴黒主の衣装は、全身真っ黒の衣装です。袖だけが赤いですね。
こちらも、関兵衛(かんべえ)という男性から、黒主の正体を現したところです。
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顔は、水色の隈取り、口の中は真っ赤で舌を出して威嚇しています。
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そして、手には巨大な鉞(まさかり)を持っています。
二人は激しく争っています。
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今回の表現ポイント
●続いて背景です。
この演目は、実際は背景が桜の木と雪山なんです。
今回は、どちらも描きません(笑)
桜は、背景色であるピンク色で表現しました。
そして雪山はダイヤモンドで表現しました。
キレイにカットされたブリリアンカットのダイヤモンドを、右上と左下に配置しました。
さらに、ダイヤモンドの原石も左上と右下に描きません。
ダイヤモンドとダイヤの原石が輝いています。
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いつもだと、キラキラマークもたくさん付けるんです。
今回、このキラキラマークは、絵文字のキラキラマークで表現しました。
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今回は、ブリリアンカットのダイヤモンドと、ダイヤの原石の部分に時間が掛かりました✴
どちらも青系なんですが、色が全然違うので多少苦労しました(笑)😊
今回は、歌舞伎舞踊・『積恋雪関扉』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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