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絵師ひでまさです
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『喜撰』(きせん)です。
今日の絵は、喜撰法師(きせんほうし)というお坊さんが、お梶(おかじ)という女性をナンパしてあっさりフラれる話です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです
演目名
歌舞伎舞踊
『喜撰』
(きせん)
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あらすじ
●天保二年(1831年)江戸中村座初演
●作詞:松本幸二
●作曲:長唄・十代目杵屋六左衛門、清元・初代清元斎兵衛
●五変化舞踊『六歌仙容彩』(ろっかせん すがたのいろどり)の一つ。
●上演時間:およそ24分
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洒脱で軽妙な味わいの華やかな名作舞踊。
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◇◇◇
舞台は桜の花が満開の京都。
「わが庵は芝居のたつみ常盤町」
と、にぎやかな長唄と清元の掛け合いになり、花道から喜撰法師(きせんほうし)が桜の枝に瓢箪(ひょうたん)をさげてやってくる。
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喜撰法師(きせんほうし)は、祇園の茶汲女・お梶(おかじ)に心を奪われ口説く。
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お梶の手ぬぐいの踊りのあと、喜撰が「チョボクレ」を踊る。
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そこへ、お迎い坊主が大勢きて、中央に長柄の傘を立て、全員でにぎやかに住吉踊りとなる。
お梶にあっさり振られると、喜撰は弟子の所化たちと再び賑やかに踊り、庵に帰っていくのであった。
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七世坂東三津五郎の当たり役で、祖父、父、そして三津五郎自身も襲名公演で踊った、家の芸である。
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衣装メモ
祇園の茶汲女・お梶の衣装は、紫色の着物です。
銀色の縦縞模様に、菊の模様がデザインされています。襟元は黒に、金色の唐草模様が描かれています。
そして、帯は黒です。
お梶は、手ぬぐいを持って踊っています。
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一方、喜撰法師は白と黒のお坊さんの衣装です。
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お梶に一目惚れをして、口説きますがあっさりとフラれてしまいます。
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今回の表現ポイント
今回の背景は、鮮やかな青空に、桜満開の京都です。
舞台中段にある赤い部分は、歌舞伎の演奏をする人達が‘が座る場所です。
そして京都という事で、祇園祭の山車である、山鉾(やまぼこ)で表現しました。
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楽しい舞踊を、優雅な色彩で表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『喜撰』を紹介しました
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました
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