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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『日高川入相花王』(ひだかがわ いりあいざくら)です。
今日の絵は、蛇となった清姫が、日高川を渡る場面です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『日高川入相花王』
(ひだかがわ いりあいざくら)
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あらすじ
平将門が都を平定したすぐあとの時代を設定しており、それに安珍・清姫の道成寺伝説を取り入れて構成している。
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清姫が安珍を追って日高川まできたものの、船頭が渡してくれないので、執念は蛇体となって川を渡り、安珍の隠れている鐘を七巻半巻いて、湯に溶かしてしまった『道成寺』伝説の一節。
現在は主に人形振りで演じられる。
◇◇◇
朱雀天皇は病気がちで、弟の桜木親王に皇位を譲ろうとするが、左大臣の藤原忠文は親王を罪に陥れ、追手をかける。
親王は逃れて奥州の錦木守のもとにかくれている。そこも危うくなり、山伏安珍に姿をかえて、紀州の真那古庄司のもとにくる。
そこの一人娘の清姫(きよひめ)は、かつて見染めた男である安珍に恋心をつのらせる。
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だが、親王には、小田巻姫という恋人がいて、二人は道成寺へおもむく。
嫉妬のため逆上した清姫が二人を追いかけていく。
日高川にやってきた清姫は、船頭に渡船を頼む。
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人形ではカニと呼ぶ頭のような船頭は、
「道成寺へ渡してたべ」
を、
「どじょう汁が食いたい」
と聞き間違え、安珍からくれぐれも渡してくれるな、と頼まれたと物語る。
清姫は、船頭が渡してくれないとみるや、蛇となって泳いで渡る。
船頭は一散に逃げる。
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道成寺へ着いた清姫は、身代わりの親王と小田巻姫を殺してしまう。
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衣装メモ
主役である清姫の衣装は、青い着物から、ぶっ返りと呼ばれる早変わりで、白地に金色のウロコ模様の衣装にになっています。
この模様は、鹿の子(かのこ)模様と呼ばれています。
そして、ピンク色の帯が流れています。この帯には、緑色のしましま模様が描かれています。
頭には、赤く長いリボンを付けています。
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清姫は嫉妬に狂い、蛇となって木に絡まり、安珍を追いかけるところです。
今回の表現ポイント
背景には日高川、川の向こう側には、満開の桜の山が咲いています。。
清姫の後ろにある木は、柳の木です。
この柳の木に、清姫がまとわりついている場面を、蛇の胴体で表現しました。
蛇体からは、赤い炎が燃えたぎっています。
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美しい清姫が恐ろしい蛇となり、安珍に対し嫉妬の念を燃やす、おどろおどろしい場面を表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『日高川入相花王』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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