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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『滝の白糸』(たきのしらいと)です。
演目名
歌舞伎狂言
『滝の白糸』
(たきのしらいと)
あらすじ
水芸の太夫・滝の白糸(たきのしらいと)は、商売敵である南京出刃打の寅吉一座とことごとく対立していた。
ある日二人は人力車と馬車で争ったが、白糸の乗った馬車は途中で故障。
しかし、南京寅の人力車が馬車を追い抜くと同時に、白糸を抱いて馬に乗り、まんまと南京寅を見返したのが客馬車で生計を立てていた村越欣弥であった。
村越が忘れられない白糸は、金沢の卯辰橋(うたつばし)で再会した時に、法律を学びたいという彼の思いを知って学費を出すことを承知させる。
しかし、白糸の人気が以前ほどでなくなり、大学卒業を目前とした頃には、その学費に困るようになる。
ある夜、やっと頼み込んで興行師から借りた300円を持って帰るときにその金を待ち伏せていた南京寅に奪われてしまう。
放心した白糸は、たまたま木戸の開いていた金融業の家に入り、その老夫婦を殺めて金を取る。
その現場に落ちていたのが、襲われたときの南京寅の出刃だったため寅吉が捕まり、証人として白糸も裁判所に出廷を命じられる。
その証人台に立った白糸の目の前には、学業を終えて初めて検事席に立つ村越がいた。
切々と真実の大切さを説く村越の言葉に、白糸は凶行を自白し、舌を噛んで自殺する。
その後を追うように、村越もピストルで己が命を絶ったのであった。
衣装メモ
滝の白糸とは、女水芸師の名前です。
今回の絵は、片手を上げているポーズと、両手を広げているポーズとで迷いました(笑)
しばらく考えたんですが、「迷うくらいなら、両方描いちゃえ」って事で、2枚描きました(笑)
1枚目の滝の白糸の衣装は、白と紫の裃(かみしも)姿です。
この衣装には、赤と水色の花の模様が描かれています。
頭には、赤や銀色の髪飾りを乗せています。
そして、片手に扇子を持ち、扇子の先かろ水が飛び出ています。
2枚目の絵は、水色の裃姿です。
この裃には、金色の波が描かれています。
そして2枚目の白糸は、両手に扇子を持ち、水芸を披露している場面です。
今回の表現ポイント
2枚とも、背景に赤い太鼓橋が見えています。
太鼓橋の前には、たくさんの菖蒲が咲き乱れています。
そして、橋の向こう側にも菖蒲が咲いています。
背景色の水色、太鼓橋の赤、そしてそれらの前で水芸を披露する滝の白糸。
今回は、この三つの色彩を重点的に表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
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