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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『高尾ざんげ』(たかおざんげ)です。
今日の絵は、高尾太夫(たかおだゆう)という女性の亡霊が主役です。
高尾太夫とは、昔の有名な花魁の名前です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『高尾ざんげ』
(たかおざんげ)
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あらすじ
長唄。
●延享元年、江戸市村座初演
●作詞:不詳
●作曲:杵屋新右衛門
●本名題:『七種若柳曽我』(ななしゅ わかやぎそが)。三立目『高尾ざんげの段』。
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◇◇◇
正月の定番は曽我もの。二人の時の女性を曽我兄弟の話しに絡めたものである。
伊達の殿様に殺されてしまう高尾太夫と1683年に放火の罪で死刑になってしまった八百屋お七である。
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高尾というのは吉原の筆頭の花魁の名前。実に十一人の花魁がその名前を継いでいった。
特に、二代目の高尾が有名である。
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伊達藩主(だてはんしゅ)に見初められ、身請け話しが出たが、殿様の意の沿わぬ態度をとり、船の上で惨殺された花魁である。
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一方、放火をして、櫓の太鼓を叩いたお七は人々に追われる。
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お七は、吉原堤の高尾太夫の塚の前で倒れ気を失う。死んだ高尾太夫を回向したのが道哲和尚である。
その道哲がお七を介抱しようとすると、高尾太夫の亡霊が現れ、生前の辛く悲しい境遇を語る。
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そして、地獄の使いに迎えられ、恐ろしい世界を味わうところ、籠鳥の合方に笛という渋い曲調で綴られた難曲である。
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衣装メモ
主役である高尾太夫は、花魁の亡霊なので、衣装は白い花魁風の着物です。
オレンジ色と緑色の紅葉の模様も入っています。
青色の前帯には、銀色の刺繍が施されています。
頭には鼈甲櫛(べっこうぐし)をさしています。
そして、高尾太夫の背後には、水色の打掛が流れています。
水色の打掛には、川・桜・松の絵柄が描かれています。
この打掛は斜めに広がっています。
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今回の表現ポイント
背景は、赤一色で統一しました。
赤色の背景には、雪がパラパラ降り、満月が出ています。月の周りには、薄紫色の雲が流れています。
左側にあるものは、柳の木の枝です。柳の枝は金色で描きました。
さらに、孔雀の顔が見えています。
これは、高尾太夫の怨念を孔雀で表現しました。
亡くなった高尾太夫が、孔雀となり、月を眺めているところをイメージして描きました。
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高尾太夫の霊を、恐ろしい霊で描かず、綺麗な一人の花魁の姿として表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『高尾ざんげ』を紹介しました😊
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今日も最後まで読んでいただき、
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