ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『雷船頭』(かみなりせんどう)です。
今日の絵は、女船頭(おんなせんどう)が主役です。
女船頭が、空から落ちてきた雷様を引き止めるという楽しい場面です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『雷船頭』
(かみなりせんどう)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
天保十年(1839)江戸・河原崎座初演。
本名題、『四季詠○い歳』(しきのながめ まるにいのとし)。
上演時間はおよそ20分。
船頭は、隅田川のいなせな若者の象徴として登場するが、ときには、船頭を女船頭とする場合もある。
最後の踊り地に向けて、奇想な展開をみせる演目である。
別名では、『夏船頭』 とも呼ばれる。
女船頭と雷のユーモラスな舞踊。
(※クリックすると画像が拡大します)
◇◇◇
お客の忘れ物の、おかめの面のついた笹の枝を見つけた女船頭。
(※クリックすると画像が拡大します)
女船頭は、
「ほんに思えばうたかたの」
と踊る。
(※クリックすると画像が拡大します)
女船頭が大川端で休んでいると、にわかに雲行きが怪しくなり、稲光とともに雷が空から落ちてくる。
(※クリックすると画像が拡大します)
「妙だ、妙だ」
と言いながら、女船頭は酒を飲み始める。
酒を飲みながら、姉さんかぶりをみせ、 おかめの面をかぶって雷を引きとめる悪味の振りをみせる。
(※クリックすると画像が拡大します)
〽️わしとお前はごろつき同士」
と、粋でいなせな女船頭が、気の弱い雷を相手に軽妙な踊りを見せる。
(※クリックすると画像が拡大します)
江戸情緒あふれる、洒脱な常磐津の舞踊である。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
女船頭は、紫色のチェック柄の着物です。
格子(こうし)模様といいます。
片袖は、紫色の着物に早変わりしています。
(※クリックすると画像が拡大します)
女船頭は右手に団扇を持ち、左手で雷様の頭を掴まえています。
一方、雷様は、赤い髪に虎模様のパンツをはいています。
(※クリックすると画像が拡大します)
女船頭に頭を掴まれ、身動きが取れなくなり、オドオドしています。
今回の表現ポイント
背景には、大きな川が付きました。黄色い背景色の向こう側には、橋があります。
下には船があり、棹も見えています。
そして、龍が頭の亀に蛇が絡みついています。これは、玄武(げんぶ)という想像上の動物です。
さらに上には、渡り鳥がたくさん飛んでいます。
(※クリックすると画像が拡大します)
実際の歌舞伎の背景に創作をして、渡り鳥や想像上の動物である玄武を描き、現代風に表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『雷船頭』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事