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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、『スーパー歌舞伎・ヤマトタケル』の《走水の海上の場》です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
スーパー歌舞伎
『ヤマトタケル』
《走水の海上の場》
(はしりみずの かいじょうのば)
あらすじ
弟橘姫(おとたちばなひめ)はヤマトタケルの妃。弟姫(おとひめ)とも呼ばれる。
焼津から一路上総の国(かずさのくに)まで行くことになったヤマトタケル一行。
一行は、蝦夷の使者、ヘタルベの水先案内で波一つない海上をすべるように船を進めていた。
突然、空が真っ暗になり、大波が激しく船を揺らした。
慌てて占い師のトスタリが神のお告げを確かめると、
「この船を鎮めるには、
海の神に捧げるものを
しなければならず、
その捧げ物とは、
タケルが一番大事にしているもの」
つまり、弟姫でなくてはならないとの卦(け)であった。
弟姫を海の神の后になど差し出せないと叫ぶタケル。
しかし、たちまち船が転覆しそうな大波が押し寄せ、その声をかき消した。
すると、船室から弟姫が現れる。
弟姫の心は、海に入ることにすでに決まっていた。
「私がどんなに尊(みこと)さまにに
尽くしても、
第一の妃はやはり大和に残された
姉の兄姫(えひめ)。
それならば、
海の大神の皇后となることの方が、
女としての出世があるのではないか。」
と、弟姫の言葉に、タケルは放心したように海上へ畳を投げ、海の皇后の座をこしらえた。
タケルが無事大和へ帰り着くことを祈って、弟姫は海に身を踊らせる。
美しい弟姫の黒髪が海中に沈みきった頃、海は鎮まり、空がだんだんと明るくなってきた。
しかし、一番大切なものを犠牲にして一命を得たタケルの心は、決して晴れることがなかった。
鏡のような水面に、弟姫の名を呼び続けるタケルの心だけが虚しく響き渡ってゆく。
衣装メモ
今回の絵は、市川猿之助さんの《スーパー歌舞伎》です。
今回は、弟橘姫に焦点を当てて描きました。
弟橘姫の衣装は、赤を基調にした非常に豪華な打掛です。
打掛とドレスが合体したような衣装ですね。
衣装には、ピンク色の蝶々が描かれています。
この蝶々から、銀色の飾りがたくさん流れています。
頭には、赤い花やピンク色の花などが付いています。そして、赤、銀色の飾りがたくさん付けてあります。
とても豪華な冠になっています。
弟橘姫の背後からは、白い打掛が広がっています。
この打掛には、水色の波模様が施されています。
ちょうど弟橘姫が、衣装の早変わりをして、海に入水するところです。
今回の表現ポイント
背後は、海をイメージした水色で統一しました。
弟橘姫が入水すると同時に、緑色の後光が放射状に輝いています。
今回は、このような表現で描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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