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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『蘆屋道満大内鑑』(あしやどうまん おおうちかがみ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『蘆屋道満大内鑑』
(あしやどうまん おおうちかがみ)
あらすじ
陰陽師の安部保名(あべのやすな)が、妻の葛の葉(くずのは)と我が子(のちの晴明)の三人で仲むつまじく暮らす。
安倍野の家に、信田庄司とその妻が娘の葛の葉姫を連れて訪ねてくる。
保名の所在を聞こうとすると、なんと娘と瓜二つの女性が顔を出していた。
驚いた庄司は、何かいわくがありそうだと保名の帰りを待つことにした。
帰って来た保名の前に、「嫁入りさせに来た」と娘の葛の葉姫を差し出せば、からかわれていると思う保名。
なぜなら、葛の葉なら六年前から夫婦になっている。現に、家の中からは機織りの音が聞こえるではないか。
「あれっ?! では、目の前の姫はいったい?! これは変化か天狗の仕業か?」
保名は事の真相をただすことにする。日も暮れかかった頃。葛の葉は愛しい我が子を抱いて、父に伝えてくれと物語る。
実は、自分は信田の森に棲む千年としふる白狐で、命を助けてくれた保名のために葛の葉に姿を変えて妻となり、子までなして楽しい日々を送ってきた。
しかし、本物の葛の葉姫があらわれては、もう一緒には暮らせないという。
窓の障子に
「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる
信田の森のうらみ葛の葉」
と書き置きして、子どもと別れる辛さを振りきって、泣く泣く薮の中に消えていった。
こっそりと仔細を聞いていた保名は、葛の葉の書き置きをたよりに、あとを追いかけていくのだった。
葛の葉に姿を変えていた白狐は、稲荷明神の一番最初の遣いの白狐だといわれている。
衣装メモ
今回の主役は、白狐の化身である葛の葉です。
1枚目の絵の葛の葉の衣装は、山吹色の着物を着ています。
帯は黒です。
人の姿なんですが、狐のポーズになっています。
2枚目の葛の葉の衣装は、白狐の正体を現した姿になっています。
全身真っ白で、狐の毛皮の衣装です。
こちらの葛の葉も、狐のポーズになっています。
今回の表現ポイント
今回は、白狐の葛の葉が、お姫様に化けている姿と本性を現した姿を描いてみました。
1枚目の絵の背景は、親子3人が暮らす家の中です。
青い暖簾(のれん)が見えています。
2枚目の背景は、藪の中です。
ススキや草花が藪の中に生えています。
藪なので、水色の水面も描きました。
今回は、このような場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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