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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『竹生島』(ちくぶしま)です。
今日の絵は、竹生島神社の弁財天(べんざいてん)と龍神の話です。
琵琶湖に住む、弁財天と龍神が優雅に舞を披露する綺麗な舞踊です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『竹生島』
(ちくぶしま)
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あらすじ
長唄。
本名題、『今様竹生島』(いまよう ちくぶしま)。
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琵琶湖に住む、弁財天と龍神の物語である。弁財天が現れ、次いで龍神が出て、めでたく舞い納めるという内容。
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◇◇◇
醍醐天皇(だいごてんのう)に仕える臣下が休暇を賜って、竹生島参詣のため琵琶湖を訪れ、そこにいた一隻の釣舟に便乗したいと申し出る。
舟に乗っていた漁翁と若い女は承諾し、一行は舟に乗り、琵琶湖水上からの春の眺めを楽しみつつ竹生島へと向かう。
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到着した一行は、翁と女に案内されて、島の守り神・弁才天(べんざいてん)に参詣するが、臣下は聖域に女が足を踏み入れていることを不審に思う。
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しかし翁と女は、弁才天は女神であり、男女の別なく人々を救済してきたのだと教える。
そして自分たちこそ、その神なのだと告げると、姿を消してしまう。
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夜、参籠している臣下たちの前に、弁才天が来臨して妙なる舞を見せ、次いで琵琶湖の龍神が水中から出現して宝珠を臣下たちに献上し、仏の徳を讃えて舞い遊ぶ。
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龍神は勇ましさを示し、衆生済度、国土鎮護を誓って弁財天は社殿に入り、龍神は龍宮に帰って行く。
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能の囃子を上手く取り入れた三味線の曲が優れているが、舞踊では七代目・坂東三津五郎が踊ったくらいで、あまり出ていない。
長唄、地唄の他に、一中節や河東節にもあり、常磐津にも作られていて、琵琶湖の詩情と弁財天や龍神の登場する幻想味が不思議に重なりあっている。
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衣装メモ
主役である、弁財天の衣装は、上がピンク系の袖が長い打掛、下が薄い黄色の着物です。
ピンクの打掛には、たくさんのピンク色の房が付けられています。
そして、鮮やかな水色の羽衣をまとっています。
帯は、リボンを何本も組み合わせたような帯になっています。とてもカラフルです。
頭には、金色を基調に、水色やオレンジ色の豪華な髪飾りを付けています。
手には、扇を持っています。
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一方、龍神様の衣装は、片方が紫色、もう片方が緑色の青海波模様と白い亀甲模様の着物になっています。
下は、赤い袴をはいています。
龍神様は、髪の毛が青色になっています。顔は、青い隈取りが施されています。
そして龍神なので、頭には金色の龍の像を載せています。
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弁財天と共に舞い踊り、見得を切っています。
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二神は、舞を披露しています。
今回の表現ポイント
背景は、黄色に桜、松の木です。
そして竹生島神社の伝説ということで、中央には、大きな竹生島神社の御朱印(ごしゅいん)を付けました(笑)
さらに両サイドには、四神旗(しじんき)という旗が見えています。
この四神旗は、神社で使う神具の一つです。
四つで一つのセットなんですが、今回は2本描きました。
向かって左側が玄武(げんぶ)、右側は朱雀(しゅじゃく)です。
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琵琶湖に住む、弁財天と龍神の幻想的な舞を表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『竹生島』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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