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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『独楽』(こま)です。
今日の絵は、独楽売りの男性が独楽になるという、楽しい舞踊です。
登場人物は、独楽売萬作(こまうり まんさく)一人です。
今回は、萬作を演じる女性をイメージして描きました。
そして、実際の歌舞伎舞踊の姿の萬作も同じ紙に描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『独楽』
(こま)
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あらすじ
●常磐津
●初演:昭和3年9月、東京歌舞伎座 ●作詞:木村富子 ●作曲:三世常磐津文字兵衛 ●振付:二世花柳寿輔 ●二世市川猿之助初演 |
浅草寺[せんそうじ]の境内の独楽売りが、独楽の由来を語り、独楽を使う振りを踊ると、 いつしか独楽売りが独楽そのものに変身してしいまうという内容。
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江戸の風俗を舞踊化した演目だが、独楽売りが独楽に変身するという独特の発想が親しまれ、 今日では歌舞伎のみならず、多くの日本舞踊流派で踊られている。
初代市川猿之助が踊ったものを、二代目市川猿之助(=猿翁[えんおう])が上演しようとしたところ、台本・曲が紛失して見つからず、 新作した、といわれている。
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「猿翁十種」(えんおうじっしゅ)の一つとなっている演目である。
◇◇◇
舞台は浅草雷門。
幕が開くと、まず置き唄で澤瀉(おもだか)の屋号(※市川猿之助の屋号)を織り込んだ唄となり、揚幕花道より独楽売萬作(こまうり まんさく)が登場する。
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語りだしは「賑わいは花の東の浅草寺」。
花道から登場の独楽売りは、
「使う品は大独楽小独楽」
との売り声で、
「回らば回れ門札も」
との”回るもの尽くし”で踊る。
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「そのその独楽の始まりは」と、舞台で売り物の口上を踊り始める。
独楽のはじまりの物語を語り終えると、独楽を回す踊りが続く。
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その後、廓遊び・百回りを踊りながら衣裳を引き抜き、ついには萬作自身が独楽になってしまう。
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独楽になった萬作はぐるぐると廻り始め、最後には舞台一面の抜き身の刀で、刃渡りを見せ百廻りにて幕となる。
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衣装メモ
●萬作を演じている女の子は、カラフルな独楽をイメージした衣装になっています。
衣装は、水玉・ピンク・白・黄色・赤で統一されています。
そして赤い部分に、渦巻きの模様も付いています。
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長い黒髪の頭には、ピンクの花や金色の飾りが輝いています。
両手を広げて、独楽になりきっていますね。
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●一方、萬作の衣装は、紫色の着物から独楽の衣装に早変わりするところです。
衣装は、赤・白・黄色・黄緑で統一されています。
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萬作は右足を上げて、見得を切っています。
二人はこまとなり、クルクルと回転しながら踊っています。
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今回の表現ポイント
●背景は、タイトルのまま、『こま』です(笑)
いろんな色のこまが、向きを変えながら回っているところです。
こまは7つ描きました。
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そして、こまの周りに紐が流れています。
これは、こまを廻す紐です。
この紐が、たくさんのこまを廻しているところを表現しました。
さらに、こまが回っているところを、たくさんの渦巻きで表現しました。
渦巻きは不規則に描きました。
そして、女の子が演じているところにも小さなこまが回っています。
舞台の下にも、渦巻きが描きました。
全体的に、二人と7つのこまが一緒に回っているところを表現しています。
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今回の絵は、とても楽しく描けました。
こまだけ、少し時間が掛かりましたね(笑)
全体的に、明るい色になりました。
今回は、歌舞伎舞踊・『独楽』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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