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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『栴檀女道行』(せんだんじょ みちゆき)です。
今日の絵は、小睦(こむつ)という女性が主役の歌舞伎舞踊劇です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『栴檀女道行』
(せんだんじょ みちゆき)
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あらすじ
●初演:昭和52年8月、国立大劇場
●作:近松門左衛門原、二代目・市川猿翁 ●作詞:田中傳左衛門 ●作曲:竹本源大夫・鶴澤清治 ●振付:藤間勘十郎 |
この栴檀女道行は、三代目・市川猿之助(二代目・市川猿翁)が、初世・藤間紫の為に作り上げた作品である。
昭和52年8月に、国立大劇場で開催された、初世・藤間紫による舞踊公演「藤紫会」の大喜利の演目として藤間紫の小睦、中村東蔵(紫の実弟)の栴檀皇女で初演された。
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近松門左衛門作の歌舞伎狂言・「国性爺合戦」(こくせんやかっせん)四段目をもとに三代目・猿之助が構成し、勇ましい小睦の戦物語を軸にした重厚な作品。
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◇◇◇
日本に残り、栴檀皇女(せんだんこうじょ)を守る和藤内(わとうない)の妻・小睦(こむつ)は、夫に負けず自らも功を立てようと武術の修練を怠らない。
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暫くして、夫・和藤内が今は国性爺鄭成功(こくせんや ていせいこう)と名乗り、大明国の将軍として活躍しているとの噂を聞く。
こうしてはいられないと、小睦は栴檀皇女と共に大明国へ渡る。
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小睦が日ごろ参詣する住吉明神の加護を享け、無事に唐土松江(ずんこう)の浜に辿り着いた二人。
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小睦は栴檀皇女を守護する為、若衆姿の男装をしている。
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韃靼王(だったんおう)の勢いに不安を覚える栴檀皇女に、小睦は暁の夢にありありと見た、和藤内の合戦の模様を語って聞かせる。
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これぞ戦の大吉兆と栴檀皇女を励まし、和藤内の陣所へ急ぐのであった。
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衣装メモ
●主役である小睦の衣装は、黒と赤の着物を着ています。
いつも描く、着物や振袖と違って、今回の衣装は雰囲気が違います。この着物は、男性用の着物です。
そして上半身は、白と赤の着物に早変わりしています。白地の着物には、波しぶきや貝などが描かれています。
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赤い着物には、家紋が描かれています。
袖の部分は、青色になっています。
小睦は、男装をして踊っているところです。
手には、唐団扇(とううちわ)を持ち、見得を切っています。
そして今回は、久しぶりに舞台の裏方さんを描きました。
小睦の後ろには、黒子が衣装の早変わりを行ったところです。黒子は、小睦の黒い衣装の袖を持ち上げ、広げています。
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今回の表現ポイント
●背景は、海が見えています。
そして、海の向こう側には、お城が見えています。
このお城は、日本のお城ではなく、外国のお城を描きました。そして、紫色のシルエットで表現しました。
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さらに、お城の横には、飾りをたくさん付けた三日月が輝いています。
星もお城も三日月も、キラキラと輝いています。
そして、小睦と黒子がいる足元には、雲が流れています。
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今回は、お城の下描きだけが大変でした。
あとは、小睦の黒い衣装と、黒子の衣装が同じ黒にならないように気を付けました。
そして、主役の小睦が一番引き立つように描きました😊
今回は、歌舞伎舞踊・『栴檀女道行』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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