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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『松魚売』(かつおうり)です。
今日の絵は、カツオ売りの若い女の子が主役です。
子供がよく演じる演目なんですが、今回は今風の女の子で描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『松魚売』
(かつおうり)
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あらすじ
富本、常磐津。
●1813年(文化10)3月、江戸中村座初演。
●作詞:二世瀬川如皐
●作曲:初世杵屋勝五郎
3世坂東三津五郎が踊った十二ヵ月変化、『四季詠寄三大字』(しきのながめ よせてみつだい)のうち、4月の部〈初鰹いさみ商人〉(はつがつお いさみしょうにん)の曲。
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江戸っ子にとって初鰹は特別なもの。
鰹は五穀豊穣の恵みをもたらす梅雨と夏を連れて来る大変縁起の良い魚として、真っ先に将軍に献上されためでたい魚である。
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将軍のお膝元の江戸っ子としては、なにはさておき食べたかった初鰹。その初鰹が出回ってお祭り騒ぎの江戸の町の様子が伝わってくる舞踊である。
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◇◇◇
初鰹を売る江戸っ子の魚屋が盤台を担いで出,威勢のよい振りを踊る。
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「かつを、かつを」
と、短い売声で盤台を担いで花道を出る。
〽️すいた勢いじゃないかいな」
から踊り地。
〽️船しなシッシ」
から魚づくしの賑やかな曲調に乗っての踊りで、
〽️何の男が百貫だ」
と、チラシになり、
〽️かつという字は勇みにて」
と踊り神楽で幕となる。
きりりとした小品。子供がよく踊る。
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近年は常磐津(ときわつ)に移されているが,中に新内風のきかせ所もあり,短い曲なので舞踊会にも上演される。
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衣装メモ
主役である、カツオ売りの女の子の衣装は、薄いピンク色のちりめん浴衣に、青い柳の模様が描かれています。
そして茶髪の頭には、豆絞り(まめしぼり)を巻いています。女の子の耳には、ピアスも輝いています。
そして片手でカツオを持ち上げています。
足は下駄や草履ではなく、ピンク色のヒールの高い夏用サンダルを履いています(笑)
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女の子は、とても楽しそうにカツオを売り歩いています。
そして、女の子の両サイドには、二人の黒子(くろこ)が舞台のお手伝いをしています。
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今回の表現ポイント
背景は、下に本来の背景を付けました。
下部の背景は、水色にに金色の雲が流れています。
この水色の部分の上には、ピンクと黄色の虹が出ています。
そして、カツオ売りということで、東京の豊洲市場を描きました。
豊洲市場の前でカツオを売る女の子の姿を表現しました。
さらに、豊洲市場の上を、飛行機が飛んでいます。飛行機は、青いシルエットで表現しました。
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威勢の良い江戸のカツオ売りを、現代風の女の子で表現し、背景は舞台と現代の風景を合体させた新しいものにして表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『松魚売』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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