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絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『松風』(まつかぜ)です。
今日の絵は、姉妹の物語です。
主役は、姉の松風(まつかぜ)と妹の村雨(むらさめ)です。
この姉妹が、一人の男性に恋をするという内容になっています。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『松風』
(まつかぜ)
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あらすじ
長唄。
一人の男を二人の女性が恋をするという筋の舞踊。
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勅勘をこうむって須磨の浦に流罪中の在原行平(ありわらのゆきひら)は、勅勘が解けて都へ帰ることになる。
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行平は、恋仲だった松風(まつかぜ)・村雨(むらさめ)の姉妹に烏帽子、狩衣、そして一首の歌を残して去る。
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これを姉妹が見つけて嘆き悲しみ、行平のあとを追おうとする。
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だが、かねてから松風に横恋慕していた船頭此兵衛が現れて松風を捕らえて口説き寄る。
やがてその狩衣を手にした松風と村雨は、行平との恋を振り返り、その面影をしのんでともに嘆きあう。
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いつしか姉妹は姿を消し、打ち寄せる浪の音ばかりが響くのであった。
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歌舞伎らしいおおらかな美しさをもち、華やかな中にも哀感のある作品である。
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衣装メモ
●松風の衣装は、濃い青色の着物です。
青い着物には、波の模様が付いています。そして、襟元は黒です。
帯は薄黄色です。緑色の葉がデザインされています。
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●一方、妹の村雨の衣装は、ピンク色の着物で、こちらも波の模様が付いています。
帯は薄い水色です。銀色の模様がデザインされています。
村雨は、ちょうど鏡の前で座っているところです。
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姉妹は、恋人を失い嘆いているところです。
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今回の表現ポイント
●今日の背景は、右側が海、左側が滝になっています。
まず右側は、下部分が須磨の海です。
そして、薔薇の花がぐるりと円を描くように咲いています。
その中にいる男性が在原行平(ありわらのゆきひら)という、姉妹が愛した男性です。
青紫色の着物に、複雑な結び目の房が付いた金色の帯を締めています。朱色の襟巻きのような物も、首から下に掛けて付いています。そして、どちらにも丸い金色の家紋がデザインされています。
行平は、殿様のような姿です。
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この部分は、姉妹が行平を恋い焦がれているところをイメージして描きました。
続いて左側は、激しい滝の中から、何やら大きな手が見えています。
これは、恋人を失った姉妹が、行平を追いかけるところをイメージして描きました。
渦を巻いて、行平を捕まえようとしているところですね。
渦巻きほ、薄い黄色にしました。
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今回は、手の形が難しかったですね(笑)
結構、この情念の手は苦戦しました(笑)
全体的に、明るい色彩で表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『松風』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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