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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎十八番・【景清】(かげきよ)です。
今回は父娘に焦点を当てた絵を描きました。
主役は、悪七兵衛景清(あくしちびょうえ かげきよ)です。
平景清(たいらのかげきよ)のあだ名のような呼び名です。
悪七兵衛の悪は、悪人の悪では無く、強いという意味があります。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎十八番
【景清】
(かげきよ)
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あらすじ
■初演:享保17年(1732)9月、中村座 (江戸)
■原題名 :『大銀杏栄景清』(おおいちょう さかえかげきよ) ■初演者 :二代目市川團十郎 |
歌舞伎十八番の一つ。
この芝居は『牢破りの景清』とも呼ばれる。
景清が牢を破るという荒事芸を見せるものであるが、『勧進帳』や『矢の根』のように終始音曲が入る。
また阿古屋と人丸がそれぞれ箏と胡弓を演奏するのは、享保17年(1732年)の9月に大坂竹本座で初演された人形浄瑠璃の『壇浦兜軍記』(だんのうら かぶとぐんき)の影響があるのではないかといわれる。
◇◇◇
平家滅亡後、悪七兵衛景清(あくしちびょうえ かげきよ)は捕らえられ、鎌倉問注所にある土牢に押し込められている。
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その景清を源氏の味方につけるため、また平家の重宝である青山の琵琶と青葉の笛の行方を尋ねるために、秩父重忠と岩永宗連が土牢を訪れるが景清は相手にしない。
そこで岩永が景清の妻である阿古屋(あこや)と娘の人丸(ひとまる)、さらに平敦盛の遺児である保童丸も引き出して脅すが、
「取り所の無いうつけ」
と罵るばかりである。
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それを見ていた重忠が箏と胡弓を用意し、阿古屋に箏を、人丸に胡弓を演奏させる。
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妻や娘の手になる音曲を聞かせて、心情を和らげようという作戦であった。
すると、箏と胡弓からそれぞれ雲気が立ちのぼる。
重忠はこの雲気の行く先にこそ青山の琵琶と青葉の笛があると断じるが、岩永は重忠のすることは手ぬるいと、人丸を責めようとする。
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ついに景清は怒りを爆発させ大暴れし、牢を破って阿古屋たちを逃がす。
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それをやらじとする岩永を、頼朝公より三度までは見逃せとの仰せであると重忠がとどめ、景清は再会を約して去っていった。
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衣装メモ
●主役である景清の衣装は、水色系の着物に亀甲模様が付いています。
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上半分は引き抜かれて、オレンジ系の衣装になっています。中に赤い鎧を身に付けています。
頭は、モサモサした髪でロングヘアです(笑)
顔の横に付いている、カニの足のようなものは、車鬢(くるまびん)と呼ばれるものです。
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顔は、赤い隈取りと水色の隈取りを施しています。
●一方、娘の人丸姫(ひとまるひめ)は、鮮やかな黄緑色の着物を着ています。
着物には桜がデザインされています。
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頭には赤やピンクの花や藤の花の髪飾りを付けています。
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景清は人丸を助けて、角材を持ち上げ、敵を次から次と倒しているところです。
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今回の表現ポイント
●今回の背景は、父の日をイメージして描きました。
ピンクの背景色に、黄色い薔薇が咲いています。
さらに、メッセージカードが見えています。
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これは、人丸が父の日に景清に当てて書いた、メッセージをイメージして描きました。
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今回は、景清の部分が時間が掛かりました。
あとは、メッセージカードですね。
女の子っぽい雰囲気を出すのに苦労しました(笑)😊
今回は、歌舞伎十八番・【景清】を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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