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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『手習子』(てならいこ)です。
今日の絵は、寺子屋から帰る少女の舞踊です。
今でいうと、学校帰りの女の子ですね。
主役は、町娘のお駒(おこま)です。
今回は、お駒を今風に描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
【手習子】
(てならいこ)
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あらすじ
■長唄
■寛政4年、江戸河原崎座初演 ■作詞:増山金八 ■作曲:杵屋正次郎 ■振付:西川扇蔵 ■初演:四世・岩井半四郎 ■本名題:『杜若七重の染衣』(かきつばた ななえのそめぎぬ)の七変化舞踊の一つ。 |
舞踊会でも、手頃な作としてよろこばれる。
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寺子屋へ通う町娘が、春の日の野原で道草を食って、蝶と戯れ、流行曲に合わせて踊るという、ちょっとおませな娘の描写を舞踊化した内容。
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◇◇◇
春の野辺に、手習いから戻って来たお駒(おこま)が通りかかる。
お駒は、日傘をさして寺子屋帰りに、のどかな春の陽を浴びながら、蝶を追ったりして道草をする。
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着物の肩上げもまだとれないような少女が、恋について大人のように踊るさまは、 そのおませさが可愛らしさを引き立ててくれる。
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お駒は、いろは歌に合わせて可憐に踊っていく。
「肩縫い上げのしどけなく」からクドキを踊るが、恋心を踊る唄のなかには、
「ふつり悋気[りんき]」「言わず語らずわが心」など、『娘道成寺』から取り込んだ一節にのせて、鞠唄や手踊りが進んでいく。
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二十分たらずの曲だが、風音に薄くオルゴールを聞かせる、春めいた感覚。
長唄ならではの、華やかさあふれる舞踊である。
長唄『手習子』:歌詞
今を盛りの花の山、来ても三芳野花の蔭、あかぬ眺の可愛らし、遅桜まだ蕾なり、 花娘寺子戻りの道草に、てんと見事な色桜、ひな草結ぶ島田髷、はしたないやら恋しいやら
肩縫ひ上のしどけなく紙撚くひ切る縁むすび、ほどけかかりし繻子の帯、振の袂のこぼれ梅、 花の笑顔のいとしらし、ふたつ文字から書そめて、悋気恥かし角文字の、すぐな心のひと筋に、 お師匠さんのおっしゃったを、ほんに忘れはせぬけれど ふつつり悋気せまいぞと、矯んで見ても情けなや まだ娘気の跡や先、あづまへもなきあどなさは、粹なとりなり目に立つ娘
娘々とたくさんにさうに、言ふておくれな手習ひ覚え琴や三甲線踊の稽古
言はずかたらぬ我が心、乱れし髪の乱るるもつれないは唯移り気な、どうでも男は悪性者 さくらさくら諷はれていふて袂のわけ二つ、勤めさへ唯うかうかと、どうでも女子は悪性者、東育ちは蓮葉なものぢやへ
恋のいろはにほの字を書いて、それで浮名のちりぬるをわか、よたれそつねならむうゐ心おく山けふこえて、 逢ふた夢みし嬉しさに、飲めどもささに酔ひもせず、京ぞ恋路の清書なり
つまの為とて天神様へ願かけて、梅を断ちます明白サア、われ一代立ちます明白、梅を梅を立ちます明白、 サアわれ一代実ほんに、さうぢやいな品もよや
請鳥の囀り、梢々の枝にうつりて風に翼のひらひらひら、梅と椿の花笠着せて着せて、眺めつきせぬ春景色 |
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衣装メモ
●お駒の衣装は、青い振袖姿です。
この振袖には、桜と毬(まり)が描かれています。振袖の裏地は赤です。
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お駒のヘアスタイルは、ツインテールで表現しました。
頭には、ヒマワリの髪飾りを付けています。
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そしてピンク色のリボンも見えていますね。
お駒は、紫色の蛇の目傘を差し、『手習草子』と書かれた物を持っています。
この『手習草子』は、今でいうノートです。
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今回の表現ポイント
●背景は、寺子屋からの帰り道の風景を下に描きました。
野原の上には、ヒマワリがたくさん咲いています。
そしてヒマワリの上には、2つスマートフォンが向かい合っています。
このスマートフォンは、お駒が彼氏と初デートをするまでを表現しました。
なので、スマホの中は、LINEの会話になっています。
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LINEでやり取りをして、ドキドキの初デート。そのデートの様子が、一番上の二人のシルエットです。
ハートがたくさん付いて、キラキラと輝いています。
そして、お駒が歩く道中は、ピンクのヒョウ柄になっています。
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今回は、全体的に描くものが多かったので、多少いつもより時間は掛かりました。
一番時間が掛かった部分は、スマートフォンとお駒の衣装ですね😌
この絵を描いていて、学生時代に戻りたいなと感じてしまいました(笑)
実は、このスマートフォンは、僕が使っているスマホと全く同じ大きさで描いています(笑)😊
舞台全体を女の子で表現しました✨
今回は、歌舞伎舞踊・『手習子』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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