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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『山鳥』(やまどり)です。
今日の絵は、女性の山鳥と左馬之助(ひだりうまのすけ)という男性の戦いの舞踊です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『山鳥』
(やまどり)
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あらすじ
常磐津。
●文政3年11月、中村座の顔見世狂言『猿若瓢軍記』(さるわか ひさごのぐんばい)の大切。
●作:三世桜田治助
●振付:市山七十郎
●本名題:『一樹蔭雪雥』(いちじゅのかげ ゆきのともどり)。
通称『山鳥』。
七世・市川團十郎が初演した。
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◇◇◇
真柴秀吉(ましばひでよし)に破れた武智光秀(たけちみつひで)の臣武智左馬之助(ひだりうまのすけ)。
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馬之助は、大阪堀江の福島屋店先へ外郎売(ういろううり)に身をやつして出る。
雪模様、煙草一服の間に山鳥が姿を見せる。
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〽️鏡影まさにありありと」
と、山鳥は、放生会の鳥売り女になって現れる。
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〽️色と立つ名には、誠があらば真実それを楽しみに」
と、クドキから手踊り、そこへ陣太鼓・ほら貝の音が響き、廓(くるわ)が囲まれ馬之助はキッとなる。
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後段は雪の奥庭、左馬之助は仕込み杖を抜くと、鳥売りは山鳥の精に変わる。
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そして、雌雄の血を刀の焼刃に流した番の山鳥の子と名乗り、仇を報わんと、激しく争いあう。
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昭和52年三越歌舞伎で当時の中村鴈治郎、秀太朗が復活した。
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衣装メモ
主役である、女性の山鳥は、鳥をイメージした衣装になっています。
赤・ピンク・紫・水色の羽が描かれ、とてもカラフルな着物になっています。
激しい戦いで、山鳥の精は身体が後ろに反り返っています。
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一方、左馬之助の衣装は、早変わりから紫色の着物に変わったところです。
金色の図柄が、衣装全体に描かれています。
そして、頭には力紙(ちからがみ)と呼ばれるものを付けています。顔には、赤い隈取りが施されています。
馬之助は、竹箒(たけぼうき)を持ち見得を切っているところです。
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今回の表現ポイント
背景は、下に冬の雪山です。雪山は水色で表現しました。
そして、大きな赤い鳥が飛んでいます。これは女性の正体である山鳥です。
普通は、山鳥は茶色い鳥なんですが、今回は女性なので、想像上の鳥、『朱雀』(すじゃく)で表現しました。
朱雀は想像上の動物で、四つの方位と四季を司る『四神』(しじん)の一つです。鳳凰に姿が似ています。
朱雀は、(南・夏)を司っています。
さらに、ピンク色の空には、黄色い雲が流れています。
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山鳥を朱雀で表現し、激しい戦いの場面ながらも優雅に表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『山鳥』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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