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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『夕立』(ゆうだち)です。
今日の絵は、夕立の場面です。
登場人物は、滝川(たきがわ)という女性と、七之助と(しちのすけ)いう男性の二人です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『夕立』
(ゆうだち)
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あらすじ
清元。
慶応元年、江戸市村座初演。
本名題、『貸浴衣汗雷』(かしゆかた あせになるかみ)。
作詞・河竹黙阿弥、作曲・清元順三。
五世・尾上菊五郎、五世・坂東彦三郎が初演した。
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『白浪五人女』(しらなみ ごにんおんな)を扱った、歌舞伎狂言・『処女評判善悪鏡』(むすめひょうばん ぜんあくかがみ)のうちの一人、須走りお熊が、御殿女中に化けて真野屋徳兵衛に美人局を仕掛ける場に用いた独吟浄瑠璃。
清元の粋を集めた素晴らしい曲として人気があり、今では芝居を離れて、御殿女中の振りとして上演される。
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◇◇◇
舞台は須崎(すさき)の土手。
にわかの夕立となり、激しく雷鳴がとどろいている中、御守殿・滝川(たきがわ)を乗せた駕籠(かご)が通りかかる。
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しかし、落雷で共の侍や中間たちは駕籠を残して逃げてしまう。
そこへ戻ってきたのは中間の一人、小猿七之助(こざるしちのすけ)。
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駕籠の中を開けると、中では滝川が気を失っている。七之助は介抱をしようとその帯に手をかける。
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実はかねてより滝川に思いを寄せていた七之助は、想いを果たす機会を狙っていたのだった。
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やがて二人は結ばれ、滝川は主家を捨て七之助の女房になると決心し、手に手を取って雨上がりの須崎を後にするのだった。
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衣装メモ
主役である、滝川の衣装は、水色の打掛です。
赤・ピンク・紫色の、季節の草花が描かれています。そして、青い格子模様も見えています。
帯はピンク色です。
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一方、七之助の衣装は、紺色一色の着物です。帯はオレンジ色です。
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二人は、夕立が縁で結ばれます。
今回の表現ポイント
背景は、須崎(すさき)の土手です。土手の向こう側には、川が流れています。
そして、後ろに赤い屋根の建物のようなものが見えています。これは公家(くげ)たちが乗る駕籠(かご)です。
担ぐ部分は、黒塗りで金色の唐草模様が細かく装飾されています。
駕籠の周りの部分は、紫色で統一されています。
そして出入口である、簾(すだれ)が開いているのが見えます。
さらに、空中には、たくさんのカラフルな傘が飛んでいます。
これは、ポルトガルの《アゲダの傘祭り》です。
夕立の表現をアゲダの傘祭りで表現しました。
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たくさんの傘で、夕立と雨が止んだところを表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『夕立』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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