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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、システィーナ歌舞伎・『切支丹寺異聞』(きりしたんでら いぶん)~伽羅紗~(ガラシャ)です。
今日の絵は、細川ガラシャという女性の物語です。
徳島県の大塚国際美術館のシスティーナ・ホールで演じられた新作歌舞伎です。
主役は、細川ガラシャです。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
システィーナ歌舞伎
『切支丹寺異聞』
(きりしたんでら いぶん)
~伽羅紗~
(ガラシャ)
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あらすじ
原案・梅若六郎、作・山本東次朗による新作能を、システィーナ歌舞伎のために歌舞伎に移した新作舞踊。
戦国時代、キリシタンとして波瀾万丈の生涯を生きた女性、細川ガラシャが、時代に翻弄されながらも、命がけで信仰と家族愛を貫いた姿を描き出した新作歌舞伎である。
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◇◇◇
明智光秀の娘・玉子(後の細川ガラシャ)は、織田信長の命により、細川忠興(ほそかわただおき)のもとに嫁ぐことになる。
当時としては珍しくない政略結婚であったが、夫・忠興は玉子を心から愛し、夫の愛を一身に受けた玉子もまた幸せであった。
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しかし、父、光秀が本能寺で主君信長を討ったことで、玉子を取り巻く環境は激変する。
光秀は半月で秀吉の軍勢に攻め落とされ、落ち武者狩りの農民らに追われて落命の憂き目に…。
一方、天下人となった秀吉の目を逃れるため、忠興はいちはやく玉子に丹後の山奥に身を隠すよう指示。
玉子はその地で敬虔なキリシタンと出会い、神の教えに触れる。
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ひたすらに神を信じるという、その教えは玉子の胸に深く響く。
玉子はガラシャと名を変え、心のよりどころをキリスト教への信仰に求めるが、忠興の理解は得られなかった。
そんな折、石田三成(いしだみつなり)に西方の人質を迫られ、天主を信じる者に魂の死は無いとガラシャは自ら死を選ぶ。
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忠興は堺の切支丹寺で、ガラシャの追悼を執り行う。
忠興がガラシャの死を悼み、信仰を許さなかったことを悔いていると、ガラシャの霊が現れる。
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ガラシャは、生きていることの辛さと苦しさから解放され、死によって獲得した「永遠」の命を喜び、静に天に昇っていく。
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長唄と囃子という日本音楽と聖歌(鳴門教育大学合唱団)や教会音楽が加わり、荘厳な雰囲気を醸し出す。
システィーナ・ホールの空間にふさわしい演目である。
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衣装メモ
●細川ガラシャの衣装は、金色に赤い格子模様がデザインされた打掛を羽織っています。ところどころに薄紫色にっており、青と緑の紅葉が描かれています。
そして、中は水色の打掛を着ています。金銀の花の模様や波模様が描かれています。
帯は、黒に金色の花が描かれています。
そしてガラシャの髪型は、黒髪にはストレートです。耳を出しています。
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今回の表現ポイント
●背景は、細川ガラシャがキリスト教の信仰に命を掛けたということで、教会の中にある、礼拝堂です。
真ん中に十字架、両サイドにはステンドグラスが配置されています。ステンドグラスは、青・水色・ピンク・紫の色で統一されています。
礼拝堂の壁の壁には唐草模様が描かれています。
さらに、舞台の前から背景にかけて、白いユリの花が咲き乱れています。
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キリスト教の信仰に命を懸けた細川ガラシャが、教会の礼拝堂で祈るところを表現しました。
今回は、システィーナ歌舞伎・『切支丹寺異聞』~伽羅紗~を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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