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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『六歌仙容彩』(ろっかせん すがたのいろどり)です。
あらすじを簡単に言うと、小野小町が五人の男に告られるという内容です。
演目名
歌舞伎舞踊
『六歌仙容彩』
(ろっかせん すがたのいろどり)
あらすじ
六歌仙(ろっかせん)と称される、平安時代の有名な六人の歌人、
僧正遍照(そうじょう へんじょう)
文屋康秀(ふんやの やすひで)
在原業平(ありわらの なりひら)
喜撰法師(きせん ほうし)
大伴黒主(おおともの くろぬし)
小野小町(おのの こまち)
この6人をモチーフにした踊り。
伝説の美女である小野小町を中心に、残りの5人が順番に小町を口説く、というのが基本的な内容。
まず最初に現れたのは、僧正遍照(そうじょう へんじょう)。
小町も遍照にはけっこう好意的だが、僧が女犯(にょほん)の罪を犯してはいけない、といさめる。すごすご帰る遍照、小町もちょっとさびしそうな表情。
次に現れたのは、文屋康秀(ふんやのやすひで) 。
小町にはまったく相手にされず、お付きの官女たちに絡まれて困惑する。
三人目は在原業平(ありわらのなりひら)。
キレイなポーズで出てきて小町に少し絡むが、小町は業平が本命ではないようで、すげなく断られてしょんぼり。あっさり花道を下がりる。
続いて四人目は、喜撰法師(きせんほうし)。
舞台は一転して桜が満開の祇園あたりの春景色。
ここでは何故か小町は登場しない。
花道から喜撰法師が桜の枝に瓢箪をさげてやってくる。
そこに茶汲み女・祇園のお梶(おかじ)が出てくるので、喜撰が口説きかかる。
お梶の手ぬぐいの踊りのあと、喜撰が「チョボクレ」を踊る。お迎い坊主が大勢きて、中央に長柄の傘を立て、全員でにぎやかに住吉踊りとなる。
最後は、大伴黒主(おおとものくろぬし)。
天下を掌握して小町を嫁にしようという野望がバレた黒主。
黒主が小町を陥れんがため、小町の詠歌を盗み聞いて万葉集に書きこみ、古歌を盗んで自分の詠歌といつわったと濡衣を着せる。
しかし小町が万葉集を水で洗うと、黒主の書き込みは洗い流され、策略が見破られてしまう。
小町に天下調伏の陰謀を見抜かれた黒主は、「さすがの小町、よく見あらわした」と本性をあらわし、花四天にとりかこまれる。
立廻りになり、二重にあがって大見得で幕となる。
衣装メモ
今回は、主役である十二単姿の《小野小町》を描きました。
小野小町の十二単は、水色と赤で統一されています。
水色の部分には、家紋が描かれています。
赤い部分には、鳳凰が描かれています。
そして、紫色のチェック柄の引腰(ひきごし)と呼ばれるものが肩の前、背中の後ろに向かって流れています。
そして十二単なので、後ろ側に裳(も)と呼ばれる着物の後ろの部分も描きました。
ちょうど白い部分のところですね。
紫色の雲や青い鳥や花が描かれています。
小町は、ピンク色の髪飾り、手には扇を持っています。
そして、帯は黄色です。
おそらく、これまで描いた絵の中では一番細かくなりました(笑)
今回の表現ポイント
背景は、すだれと桜の絵が入った金色の襖です。
この襖の桜は、一度濃いピンク色を塗ってから、白いペンで一つ一つ花を描いています。
簾の部分は、薄いオレンジ色を先に塗り、その上から赤い色鉛筆で一つ一つ描いています。
今回は、このような場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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