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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『二人椀久』(ににんわんきゅう)です。
演目名
歌舞伎舞踊
『二人椀久』
(ににんわんきゅう)
あらすじ
松の大木のある海辺近く。
月がうっすらと照らすだけの夜道を、男が一人やってくる。
彼の名は椀屋久兵衛(わんやきゅうべえ)、通称を椀久という大坂新町の豪商だ。
新町の遊女・松山太夫(まつやまだゆう)と深くなじみ、豪遊を尽くしたために、親から勘当され、髻(もとどり)を切られて座敷牢に閉じ込められてしまう。
しかし、松山恋しさのあまりに発狂し、牢を抜け出してさまよい歩いている。
親の意見も耳に入らず、恋に焦がれた我が身を振り返り、松山に逢いたいと祈るうちにまどろんでしまう。
どこからともなく松山が姿を現し、椀久に語りかける。背景にはいつしか桜が咲いている。
松山は 、
「今をときめく身でも、
遊女の身は籠の鳥同様に
自由にできないので、
思うように貴方と
逢えないのが恨めしい」
と切ない胸中を訴える。
そして、椀久がかつて着ていた羽織を身に着け、片袖を椀久だと思って眺めているのだという。
華やかな廓遊びの模様を描くうちに、松山の姿が次第次第に遠のいていく。
椀久は、手を伸ばして松山を腕に抱こうとするが、手は空を切り、松山の姿は掻き消えていく。
後には松風の音が聞こえるばかり。
一人残された椀久は寂しさにうちひしがれ、倒れ伏す。
衣装メモ
今回の主役である、松山太夫の衣装は、黒と青で統一された打掛です。
満開の桜がたくさん描かれています。
ところどころ、赤や金色も入っていますね。
そして上半身は、白地に赤い波の模様が入った打掛に変わっています。
頭には、鼈甲(べっこう)の櫛を差しています。
椀久の夢の中に現したところですね。
今回の表現ポイント
傾城(けいせい)とは、位の高い花魁(おいらん)の呼称です。
松山太夫は横向きに描きました。
背景は、松の大木です。
そして、夢の中という設定なので、薄い青紫色で表現しました。
松山太夫を横向きに、松の大木の前で踊る場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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