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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『一奏現在道成寺』(ひとかなで げんざいどうじょうじ)です。
今日の絵は、位の高い花魁の初花(はつはな)という女性が主役です。
タイトルが現在道成寺なので、現代風に描きました(笑)
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『一奏現在道成寺』
(ひとかなで げんざいどうじょうじ)
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あらすじ
古曲、荻江節(おぎえぶし)。
本作は和歌山県の道成寺に伝わる「安珍・清姫伝説」を舞踊化した作品の一つ。
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奈良時代、修業中の僧侶・安珍(あんちん)に恋心を抱いた清姫(きよひめ)は、自分の元から立ち去った僧侶・安珍を執拗に追い続けたあげく、
恋の執念のあまり、蛇体へと姿を変え、最後には安珍の逃げ込んだ釣り鐘に巻き付き、鐘ごと焼いてしまう。
時は下り、江戸時代の傾城・初花(はつはな)は、辛い勤めに苦しみながらも、心を寄せた恋人に裏切られ、苦悩のうちにまどろむ。
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そこへ清姫の霊が乗り移り、夢うつつの中で鐘供養に道成寺を訪れる。
彼女には廓(くるわ)のお座敷が道成寺の境内のように、衣桁(いこう)の打掛は鐘に見えており、鐘供養のために烏帽子を着け、扇を持ち、やがて音曲も始まり舞い始める。
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舞が終わると、様々な道具を持ち替えて、恋の始まり等、楽しかった思い出を振り返る。
清姫になったり初花に戻ったり、二人の想いはリンクしているが、やがて鐘への執念・本性が徐々に出始めてゆく。
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鐘(打掛)への恨みが最高潮になるが、最後はどこからともなく聞こえる祝詞(のりと)により鎮められる。
清姫の霊は消え、そこには一人ぼんやり空を見上げる初花だけが残る。
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衣装メモ
●主役である初花は、現代風の女の子で表現して描きました。
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初花の衣装は、白と青紫色で統一された花魁姿です。大きな蓮の花模様に、下は鱗を現す鹿の子(かのこ)模様になっています。
帯は黄色に、金色の唐草模様です。
そして、この着物が、蛇のように流れています。
初花の頭には鼈甲櫛(べっこうくし)や赤・ピンク・紫の花など、かなり盛っています。
右手には、妖怪などを現すオレンジ色の杖を持ち、好きな男性のことを思っています。
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今回の表現ポイント
●背景は、まず初花の斜め後ろには、黒い打掛が掛けてあります。
ちょうど広がっている状態ですね。
黒い打掛には、丸い黄色にオレンジ・黄緑の花の紋がデザインされています。そして、金色の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の花が描かれています。
そして、初花の上にある物は、お寺の釣り鐘です。こちらは、吊ってある状態です。
さらに、雪と一緒に青い鳥の羽が舞っています。
これは、初花の情念です。
舞台では蛇なんですが、蛇ではなく、青い鳥の羽で表現しました。
それから、下の舞台をピンクのヒョウ柄にしました。
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以外と黒い衣装は、普通の着物より手間が掛かります(笑)
舞台全体を、若い女の子をイメージして描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『一奏現在道成寺』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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