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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『ねずみ』です。
今日の絵は、茶屋娘に化けた大ねずみと薬売りの舞踊です。
登場人物は、大ねずみの娘と薬売りの男性です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『ねずみ』
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あらすじ
●長唄
●作詞:不詳 ●作曲:四世・杵屋勝太郎 ●振付:橘抱舟 |
実は大ねずみの茶屋娘が、ねずみ捕りを売り歩く薬売りをこらしめるという、干支にちなんだ楽しい演目。
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◇◇◇
大ねずみが化けた娘が切り盛りしている、とある茶屋。
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そこに現れたのは、ねずみを退治する薬を売り歩く薬売り。
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とぼけた風情の薬売りは、娘の色仕掛けでまんまと薬を奪い取られてしまう。
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そして最後には、騙された事に気付いた薬売りと大ねずみの大立ち回りとなる。
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ねずみの鳴き声が唄に織り込まれたりと、洒落た趣向とコミカルな展開が見どころである。
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衣装メモ
●ねずみの娘は、赤い花がデザインされた紫色のストライプ柄の着物から、水色の衣装に変身しています。
『ぶっ返り』と呼ばれる早変わりの一つで、上半身だけを引き抜き、腰から下に引き抜いた衣装を垂らし、その衣装で下半身まで隠す形になります。
ぶっ返りは、性格が一変する時や、悪人や妖怪が本性を現す時に使います。
そしてねずみなので、水色の衣装には『子』(ね)の文字が入っています。
頭には、たくさんのいろいろな花を付けています。ピンク色の桜や藤の花の髪飾りを付けています。
そして、目が中央に寄り睨んでいるところです。
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●一方、薬売りの衣装は、ピンクとグレーの着物、下が水色のズボンのような姿です。
鉢巻きを頭に巻いています。
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お互い、大立ち回りとなり、見得を切っている場面です。
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今回の表現ポイント
●背景は、下半分が赤い和柄の『亀甲模様』(きっこうもよう)です。
大ねずみの娘の両サイドには、大きなロウソクが立てられ、火が灯っています。
そして上半分は、シルクロードが一面に広がっています。。沈む夕陽と夕焼けの砂漠も見えています。
夕陽が輝いています。
さらに、ラクダを引いて歩いている人の影も見えています。
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茶屋娘に化けた大ねずみと薬売りが、立ち回りになる場面を、シルクロードの砂漠を登場させて異国情緒豊かに表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『ねずみ』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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