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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『色彩間苅豆』(いろもよう ちょっとかりまめ)です。
今日の絵は、男女間のトラブルの話です。
かさねという女性が主役です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『色彩間苅豆』
(いろもよう ちょっとかりまめ)
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あらすじ
清元。通称『かさね』。
●文政6年(1823年)6月、江戸・森田座初演
●作詞:松井幸三
●作曲:初世清元斎兵衛
『法懸松成田利剣』(けさかけまつ なりたのりけん)の二番目序幕で、三世・尾上菊五郎のかさね、七世・市川団十郎の与右衛門によって初演された。
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もともと与右衛門は、かさねの恋人なのだが大変な悪人、以前にかさねの父・助を鎌で殺している。
その髑髏が木下川堤に流れてきて、与右衛門がこれを取り上げると、たちまちかさねの容姿はお化けのように豹変し、最後は与右衛門に殺され、与右衛門もまたかさねの怨霊に悩まされる。
悪因縁で次から次へと移りゆく変化の多い歌舞伎舞踊である。
◇◇◇
浪人の与右衛門(よえもん)と腰元のかさねは、道ならぬ恋の果てに心中を約束した仲であった。
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しかし、与右衛門は土壇場で逃亡。
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追ってきたかさねと木下川の堤で再会する。
川面に流れてきた髑髏(どくろ)に刺さった鎌を与右衛門が引き抜くと、美しいかさねの顔が、見るも恐ろしい形相に変化する。
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与右衛門はたまらず、かさねの背後から鎌で斬りつける。そして嫌がるかさねに鏡を突き付け、変わり果てた顔を見せつけた。
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与右衛門はかさねの母親と密通し、かさねの父である助を殺したことを告白し、それを知らずに親の仇と深い仲になったかさねの因果を語る。
与右衛門は、助の断末魔の姿がかさねに重なって見えるのだといい、かさねの変貌は与右衛門が行った悪事の因果だという。
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かさねは仇なる恋に迷ったその身を嘆き悲しみながらも、血みどろになって与右衛門を追いかけ、壮絶な立廻りの末、ついに土橋の上で殺される。
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与右衛門は逃げていくが、怨霊となったかさねの霊力で引き戻される。
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そしてかさねに翻弄されるのであった。
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連理引(れんりびき)という見えない力に翻弄される演技が、与右衛門役者の見せ場でもある。
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衣装メモ
主役である、かさねの衣装は、片方が白地に紅葉、もう片方が水色の着物です。
水色の着物には、金色の模様が描かれています。そして早変わりから、白地の着物に変わっています。
白地と着物には、真っ赤な紅葉がデザインされています。
そして背中から、オレンジ系の打掛も流れています。
かさねの顔には、呪いを掛けられたためにアザが浮き出ています。
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右手に紫色の傘を持ち、与右衛門と争っています。
一方、与右衛門の衣装は、上が黒、中が白の着物です。帯は青色です。
手には鎌を持ち、かさねに斬り掛かろうとしているところです。
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二人は、橋の上で激しく争っています。
今回の表現ポイント
背景は、ピンク色の空に夕暮れの山です。田んぼがあります。
そして、若い女性の顔がありますが、これは、与右衛門に殺されたかさねの怨霊です。
赤い花が口元を隠し、桜の炎の中から与右衛門に復讐するところです。青い炎がメラメラと燃えたぎっています。
女の子の目は、バッチリメークで描きました(笑)
きちんと、アイラインやまつげも1本1本描いています。
さらに、空には流星群が流れて二人を照らしています。
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古典歌舞伎に、現代風の女の子の顔を描き、さらに、かさねは若い女性をイメージして描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『色彩間苅豆』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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