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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『狐と笛吹き』(きつねとふえふき)です。
今日の絵は、雅楽奏者の男性と、狐の女性が恋に落ちる物語です。
登場人物は、笛の奏者である春方(はるかた)と、ともねという女性です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『狐と笛吹き』
(きつねとふえふき)
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あらすじ
●初演:昭和27年7月、歌舞伎座
●作:北條秀司 |
◇◇◇
最愛の妻まろやを失い悲嘆にくれる楽人・春方(はるかた)の前に、まろやに生き写しのともねが現れる。
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ともねは、まろやが春方に笛の道を極めることを願い、毎夜寄り添って琴を弾きに来てくれていると励ます。
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季節が移ろい、春方の館に、まろやの面影として仕えるともねの姿があった。
春方が笛の名手として再起したことを喜ぶ一方、ともねは面影としてでなく、ともねとして愛されたいと心の内を明かす。
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春方は、夫婦になろうと申し出るが、ともねは受け入れず、重大な秘密を打ち明ける。
実はともねは、かつて春方により命を救われた狐で、人間と契りを交わせば死んでしまうと告げる。
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ある日、楽人最高の栄誉である、節会の笛師の選にもれ、気慰みに酩酊した春方は、愛するともねに契りを交わしたいと心の内を吐露し、死ぬなら一緒に死ぬと、ともねを抱き寄せる。
その夜、ついに戒(いましめ)を破る。
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夜が明け、春方は小さな狐の遺骸を見つけ抱き上げると、琵琶湖へ向かって歩き出すのだった。
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衣装メモ
●春方の衣装は、白地の狩衣(かりぎぬ)という衣装で、銀色の格子模様に紫の家紋がデザインされています。
下は、紺色の指貫(さしぬき)と呼ばれる袴のような姿です。
指貫には、金銀の家紋がデザインされています。
そして頭には、黒い縦烏帽子(たてえぼし)を被っています。
春方は、ちょうど笛を吹いているところです。
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●一方、ともねは、ピンク色の袿(うちき)と呼ばれる衣装を着ています。
こちらは、カラフルな模様がたくさん入っています。青・水色・黄色・赤・オレンジの家紋がデザインされています。
金色の葉っぱの模様も描かれています。
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春方とともねは、赤い階段で座っているところです。
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笛を吹く春方、笛の音を聞いているともねです。
今回の表現ポイント
●背景は、全体が夜になっています。小さな星がたくさん出ています。
そして夜なので、三日月も見えていますね。
そして、三日月から音符が出ています。
和風の黄色い雲も音符になっています。
そして、たくさんの音符が広がっています。
これは、春方が吹く笛の音を表現しました。
春方とともねの周りにも音符が広がっています。
さらに、一匹の狐が座っています。実はこの狐は、ともねなんです(笑)
ともねの正体が実は狐で、春方が吹く笛の音を聞いているところですね。
春方の笛の笛に聞き入っているともねを、人間と狐で表現しました。
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今回は、音符と星の部分が少し時間が掛かりました(笑)
いつもの恋愛話と違って、人間と狐の恋愛物語だったので、思い切り発想を飛ばせました。
春方とともねは、きっと幸せに暮らしていると想います。
今回は、歌舞伎狂言・『狐と笛吹き』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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