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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『津山の月』（つやまのつき）です。
今日の絵は、出雲の阿国（いずものおくに）という女性と、名古屋山三郎（なごやさんさぶろう）という男性の恋物語です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『津山の月』
（つやまのつき）
山三郎と阿国
（※クリックすると画像が拡大します）
あらすじ
清元。
●大正１３年、岡山市博覧会初演。
●作詞：本山荻舟
●作曲：三世清元梅吉
●振付：七世坂東三津五郎
新作舞踊で、博覧会の余興に芸者が踊ったのが最初。
大正１３年に初演されたこの踊りは、時を超え、流派を超えて、今もなお踊り継がれている。
山三郎と阿国
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◇◇◇
登場人物は、津山藩士・名古屋山三郎（なごやさんさぶろう）と出雲阿国（いずものおくに）の夫婦である。
ともに、歌舞伎の祖とされている。
少女と見間違えるほど、類希な美貌の持ち主であった山三郎。
山三郎
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その山三郎と阿国は相思相愛の仲。
阿国
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京の都で出会った二人は、山三郎が津山藩初代藩主・森忠政に仕官したことから、別れ別れになっていた。
二人は離れ離れになっていた
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出雲街道を西へ、ようやくたどり着いた津山。
月の光が照らす夜の津山で、阿国は久方ぶりに山三郎と感動的な再会を果たす。
久しぶりに再会する二人
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夜空には二人の逢瀬を見守る、津山の月があった。月明かりのもとで、美しい恋人同士が艶やかに舞う。
踊る山三郎
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踊る阿国
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そして、阿国は山三郎との馴れ初めを艶やかに語り、やがて歌舞伎踊を創始した頃を懐かしみながら共に花笠踊りをする。
踊る二人
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「津山の月」はこの恋にあふれるラブロマンスの部分だけを取り上げた演目となっているが、実在の山三郎は、この後壮絶な末路を遂げるのである。
津山の月
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衣装メモ
主役である阿国の衣装は、オレンジ色の着物で、片袖は赤い着物に変わっています。
オレンジ色の着物には、銀色で川の模様が刺繍されています。
そして赤い着物には、金色の紅葉・銀色の川が描かれています。
帯は青色です。
阿国の頭には赤い櫛、そしてオレンジ色の鉢巻きを締めています。
阿国
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一方、山三郎は、紫色の着物から、片袖が黄色い着物に変わっています。
紫色の着物には、銀色の雲と川・金色の水草が描かれています。
黄色い着物には、金色の紅葉が描かれています。
そして片袖には、薄紫色と赤色の袖無しを着ています。
帯は赤色です。
山三郎は、水色の鉢巻きを付けています。
山三郎
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二人共、手にしているのは、毛槍（けやり）と呼ばれる物です。
踊る二人
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今回の表現ポイント
背景は冬の恋人をイメージして、大きなクリスマスツリーを描きました。クリスマスイブをイメージしました。
本来『津山の月』は、月の明かりを背景に踊る舞踊ですが、今回はクリスマスツリーの明かりで踊るという表現にしました。
クリスマスツリーには、赤・青・緑の電飾が飾られて光り輝いています。
金色のリボンもたくさんツリーに飾られています。
そして、二人の天使が赤い幕を持っています。
この幕には、『Merry Christmas』の文字が入っています。
さらに、イブなので、たくさんの真っ白な雪の華が降り積もっています。
津山の月
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津山の月を眺めながら、カップルが二人で踊る舞踊を、現代的にクリスマスイブの設定にして、クリスマスツリーの灯りの前で踊る二人を表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『津山の月』を紹介しました😊
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