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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『傀儡師』(かいらいし)です。
今日の絵は、傀儡師(かいらいし)と呼ばれる、人形遣いの舞踊です。
主役は、女性の傀儡師です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『傀儡師』
(かいらいし)
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あらすじ
清元。
●文政7年、江戸市村座初演。 ●作詞:二世桜田治助 ●作曲:清元斎兵衛 ●本名題:『復新三組盃』(またあたらしく みつの さかずき)。 |
三世・坂東三津五郎が初演。
「傀儡師(かいらいし)」という言葉自体は、操り人形を扱う大道芸人の古称である。
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中国で操 (あやつり) 人形を傀儡と呼び,日本では平安時代に,日本古来の「くぐつ」の語をあて,人形遣い (傀儡師) を,「くぐつ,くぐつまわし」などと称した。
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古代から中世にかけて、日本に、男子は狩猟し女子は売笑しながら人形を回し見物料をとる、謎の漂白芸人・流民集団があった。
この人々が渡来人と噂されていたことから、日本語の「くぐつ師」ではなく、中国語の「傀儡師(かいらいし)」と呼ばれている。
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この舞踊は、人形廻しが人形のつもりで劇の中を踊るという二重性が基底になっている。
◇◇◇
首から吊した人形箱に、さまざまな人形を入れて諸国を廻り歩く遊芸人。
傀儡師が、お七吉三の恋模様(櫓のお七)や牛若丸と浄瑠璃姫(じょうるりひめ)の恋物語、船弁慶(ふなべんけい)などの人形芝居を自らを人形に見立て、次から次へと踊り分ける。
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牛若丸と浄瑠璃姫の伝説上の恋が語られたあと、幽霊である平知盛(たいらの とももり)が登場する。
そして、人形箱を鳥籠に見立てて、雀を飛ばす心で絵面で極まり幕となる。
幕切れに唐子を出す演出もある。
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江戸趣味豊かな洒落(しゃれ)っ気と軽妙な味のある曲・振付けで、近年では7世三津五郎の当り芸であった。
ほかに河東節(かとうぶし)、長唄(ながうた)、また長唄・富本(とみもと)の掛合いで同じ通称の曲がある。
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大道芸の人形遣い、傀儡師を題材とした風俗舞踊で、それぞれの登場人物を表現する演者の技量が求められる。
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衣装メモ
●傀儡師の女性は、水色の着物を着ています。着物には、銀色のストライプ柄が全体にデザインされています。
帯は赤紫色です。
そして肩には、「傀儡師」と書かれた、人形箱と呼ばれる物をさげています。
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今回の表現ポイント
●今回の背景は、夜桜です。
たくさんの桜吹雪が舞っています。背景下側には、ピンク色と薄いピンク色の桜の花びらが乱れています。
そして、上にいる女性は、『櫓(やぐら)のお七』という、傀儡師が持っている人形です。
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お七の人形は、現代風の女の子で表現しました。
そしてお七の衣装は、袖が三角になった赤と水色の着物です。着物には、桜が描かれています。
さらに、お七は、『夜桜お七』という歌のお七で表現しました。背景全体が藍色で、ピンク色と薄いピンク色の桜が流れるように乱れています。
そして、金色の和柄の雲も一緒に流れています。
この背景は、着物の柄をヒントにして描きました。
さらに、背景中央は青紫色にして、お七にスポットライトが当たっているイメージで表現しました。
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さまざまな人形を操る傀儡師が、お七の人形を熱演している場面を表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『傀儡師』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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