歌舞伎絵

俄鹿島踊

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俄鹿島踊

ご訪問ありがとうございます✨

絵師ひでまさです😊

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨

 

 

 

このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。

 

 

そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌

 

 

 

 

今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『俄鹿島踊にわか かしまおどりです。

 

 

 

 

今日の絵は、鹿島の事触れかしまのことぶれと呼ばれる女性が主役です。

 

 

 

男性が踊る事が多いのですが、今回は女性で表現しました。

 

 

 

 

最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊

 

演目名

 

歌舞伎舞踊
俄鹿島踊
(にわか かしまおどり)

鹿島の事触れの女性

鹿島の事触れの女性

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

あらすじ

 

長唄。

文化10年、江戸中村座初演。

 

本外題、『四季詠寄三大字しきのながめ よせてみつだい

 

 

 

鹿島の事触れ

鹿島の事触れ

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

三世坂東三津五郎の、変化舞踊のプログラムの一つで、八月の亀戸祭の項に当てられた曲である。

 

 

 

 

◇◇◇

鹿島とは、茨城県鹿島市にある鹿島神宮のことで、毎年元旦になると、神官(鹿島の事触れ)がその年の吉凶・豊凶を鹿島大明神の神託として触れて歩いた。

 

 

触れて歩く事触れ

触れて歩く事触れ

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

鹿島神宮には古くから巫女(みこ)の役割をもった「物忌(ものいみ)」という女性神職があり、これが本殿の奥に出入し神の託宣を受ける霊力があるといわれた。

 

 

鹿島の事触れ

鹿島の事触れ

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

この「物忌」が、予示したその年々の豊凶などを民衆へ伝えるべく、神人団による巡業が行われた。

 

 

 

 

これが「鹿島事触れ」とよばれるものであり、のちこの事触れの豊凶の予示とともに、

 

事触れ

事触れ

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

鹿島神が悪霊を、歌舞によって退散させ得るとの信仰を付加し、鹿島送り鹿島人形鹿島詣などの習俗を東日本一帯に流布させることとなる。

 

 

鹿島の事触れ

鹿島の事触れ

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

烏帽子に白丁を着た、鹿島神官の霊験を言い当てる事触れは、寛政から文化期へかけての江戸風俗であった。

 

 

 

そして、鹿島踊りは、〈鹿島の事触(ことぶれ)〉と称する宗教芸能者が広めた歌舞であるといわれている。

 

 

 

事触れの女の子

事触れの女の子

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

(にわか)とは、上方のニワカが先行する、にわかに思いついた芸能のことである。

 

 

 

全曲二上がりの賑やかな曲で、幕が開き、まず御弊ごへいを持った事触れの振り。

 

 

御幣を持って現れる事触れ

御幣を持って現れる事触れ

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

 

続いて、〽️富士の白雪」

という、当時流行の白酒売りが登場。

 

 

 

 

そして最後は粟餅(あわもち)の曲搗き(つき)で賑やかに締めくくる。

 

 

 

短いが、変化にとんだ賑やかな曲である。

 

 

俄鹿島踊

俄鹿島踊

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

衣装メモ

 

今回の主役である、事触れの女の子の衣装は、手古舞てこまいの衣装で、今風の女の子で表現しました。

 

 

上が紫色の模様が入った着物から、片袖が赤い着物に変わっています。赤い着物には、牡丹の花が描かれています。

 

 

 

緋色(ひいろ)で派手な刺繍をした襦袢じゅばんの上に、揃いの着付けを片肌脱ぎにして襦袢を見せています。

 

 

 

下は、たっつけ袴(はかま)と呼ばれるものです。

 

 

 

女の子の頭には、赤い牡丹、ピンク色の桜の髪飾りが見えています。

 

そして、音符の髪飾りとシルバーのヘアバンドを付けています。

 

 

事触れの女の子

事触れの女の子

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

右手には、扇子、左手には、御幣ごへい持っています。

 

 

今回の表現ポイント

 

背景は、満開の桜に緑色の土手が見えています。

 

 

そして、巨大なピアノの鍵盤が見えています。

 

 

 

これは、タイトルが俄鹿島踊なので、曲で踊っているところを、ピアノの鍵盤で表現しました。

 

 

そして、音符も流れています。

 

 

 

さらに、上にもピアノの鍵盤があります。

こちらは、グルグル巻きになっています(笑)

 

 

 

そのグルグル巻きのところから、音符が流れています。

 

これは、大勢の人達が鹿島踊りを踊っているところを表現しました。

 

 

そして、大勢の人達が踊り輝いているところを、キラキラマークで表現しました。

 

 

 

女の子の足元は、赤とオレンジの市松模様になっています。

 

 

俄鹿島踊

俄鹿島踊

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

 

歌舞伎の桜に、新しい発想を取り入れて、現代風に表現しました。

 

 

 

今回は、歌舞伎舞踊・『俄鹿島踊』を紹介しました😊

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨

 

 

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