歌舞伎絵

三つ面子守

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三つ面子守

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絵師ひでまさです😊

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨

 

 

 

このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。

 

 

そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌

 

 

 

 

今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『三つ面子守みつめんこもりです。

 

 

 

今日の絵は、赤ちゃんを子守する少女のお話です。

 

 

 

 

最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊

 

演目名

 

歌舞伎舞踊
三つ面子守
(みつめんこもり)

子守をする少女

子守をする少女

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

あらすじ

 

常磐津。文政12年9月河原崎座初演。

本名題、『菊蝶東籬妓はなにちょう まがきのうかれめ

 

 

五世・瀬川菊之丞の五変化舞踊の一つ。

 

作詞・津打治兵衛、作曲・名見崎徳治、振付・四世西川扇蔵。

 

 

三つ面子守

三つ面子守

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

初演時は富本・長唄の掛合いだったが、今日は常磐津移され、先行の清元『子守』と並んで繰り返されている。

 

 

 

 

3種類のお面で踊り分ける楽しい舞踊。

 

 

三つのお面を笹の枝につけて出た子守娘が、そのお面をかぶって踊り、子供にあやして見せるというものである。

 

 

少女

少女

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

 

 

◇◇◇

場所は神社の境内。

 

黄八丈の衣裳の子守娘が、おかめえびすひょっとこの面のついた笹の枝を持ち、赤ん坊を背負って、ひわ色のおもちゃ模様をあしらった半天、鉢巻をした恰好で花道から登場する。

 

花道から登場する少女

花道から登場する少女

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

三つのお面が付いた笹の枝を手に、赤ん坊を背にした娘が駆け出してくる。

 

 

 

〽️あいたし転んで膝がしら」

 

と膝さすりながら踊る。

 

 

踊る少女

踊る少女

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笹の枝を置いて手踊りのあと

〽️もりのかたてに道草や」

 

で本舞台にくる。

 

 

 

 

手踊りをする少女

手踊りをする少女

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

あどけなさの残る子守の少女は、おかめ恵比寿ひょっとこの3つのお面を巧みに使い分け、赤ん坊をあやす。

 

 

お面で子供をあやす少女

お面で子供をあやす少女

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

そのうちに、面をつけかえるタイミングが次第に速くなる。

 

 

赤ちゃんは眠りにつく

赤ちゃんは眠りにつく

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

 

〽️さあこれからは横丁で」

 

とチラシになり、また元の子守に戻って曲撥の鳴物で賑やかに幕となる。

 

 

子守の少女が子供を寝かせて、道草をして遊んでいる場面。

 

道草をする少女

道草をする少女

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

恵比寿おかめひょっとこの三つのお面をかぶり替えながら踊り分けるユーモアと、またの哀感を見せるのが眼目である。

 

 

三つ面子守

三つ面子守

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

衣装メモ

 

今回は、少女の顔とヘアスタイルだけ現代風に描いてみました。

 

 

 

少女の衣装は、細かいチェック模様の黄色いどてらです。

 

 

中にはひわ色の半天を着ています。ちょうど、緑色の着物の部分ですね。

 

この半天には、おもちゃ模様が描かれています。

 

 

そして、赤い着物を一番下に着ています。

銀色の模様が描かれています。

 

 

 

女の子の頭には、白い鉢巻きが見えています。

 

白い鉢巻き姿

白い鉢巻き姿

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

女の子は、背中に赤ちゃんを背負っています。赤ちゃんは、スヤスヤ眠っています。

 

 

そして、ひょっとこが付いた笹を手にしています。

 

 

 

子守の少女

子守の少女

 

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

今回の表現ポイント

 

背景は、三つのお面で赤ちゃんをあやす場面なので、下におかめ恵比寿様のお面があります。

 

 

 

今日の背景は、たくさんの天使が空に舞い上がり遊んでいます。

 

 

天使は、弓で矢を射ったり、ラッパを吹いたりと夢の世界で遊んでいます。

 

 

これは、赤ちゃん少女にあやされて、スヤスヤ眠りに入った、夢の中を表現しました。

 

 

 

雲は和風、天使は洋風と不思議な感じです(笑)

 

 

 

三つ面子守

三つ面子守

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

 

和服と洋風を合体させたイメージを表現しました。

 

 

 

 

今回は、歌舞伎舞踊・『三つ面子守』を紹介しました😊

 

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨

 

 

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