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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・【桑名浦乙姫浦島】(くわなのうら おとひめとうらしま)です。
有名な浦島太郎の物語を舞踊化した演目です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
【桑名浦乙姫浦島】
(くわなのうら おとひめとうらしま)
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あらすじ
作・河竹黙阿弥 |
『桑名浦乙姫浦島』は、『天日坊五十三次』の中のひと場面、浦島太郎と乙姫の物語を舞踊劇にした作品。
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舞踊として上演するのは実に156年ぶりとなり、勘九郎が浦島、七之助が乙姫となり、原作とは違う趣向で披露された。
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◇◇◇
漁師の浦島太郎は、浜で子供達が亀をいじめているところに遭遇。その亀を買いとって保護し、海に放してやる。
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数日後、いつも通り魚を取るため沖に出た浦島太郎は先日助けたかめと再会し、お礼として「龍宮」へ招待される。
通されたのは、宝石がちりばめられて輝く大広間。
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太郎は魚たちが運ぶ珍しいごちそうをはじめ、乙姫の腰元が披露する歌や踊りを楽しむ。
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そして夢心地のまま楽しみ続け、いつしか3年の時が流れた。
家に残したままの両親を夢にみるようになった浦島太郎は、うちに帰ることに決める。
残念そうな顔をする乙姫は、最後に「けっしてこの箱をあけてごらんになってはいけません」と念押ししながら「人間のいちばんだいじなたから」が入った玉手箱を手渡す。
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太郎が亀に乗って元の浜に帰ると、地上では700年もの年月が経過していて、太郎が知っている人は誰一人いない。
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太郎が乙姫の忠告を忘れて玉手箱を開けると、中から白い煙が発生する。
そして中に入っていた「人間のいちばんだいじなたから」は人間の寿命で、太郎は髪もヒゲも真っ白でしわだらけの老人になってしまう。
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「誰も観たことがなく、曲を聞いたこともなく、資料も残っていない舞踊。
それを皆で掘り起こして、話し合いながらつくっていく。
歌舞伎の面白いところで、題材である浦島にまつわる舞踊はたくさんあるので、雰囲気と曲はそこをベースとしてアレンジしていきます」
と勘九郎は語り、その口ぶりから、挑戦を皆で楽しんでいることが伝わってくる。
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衣装メモ
●勘九郎さんが演じる浦島太郎の衣装は、上がピンク地に波模様の着物、オレンジ色に青の袖なし姿です。亀甲模様が描かれています。
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下は水色に波模様がデザインされた袴姿です。
手には玉手箱を持っています。
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浦島太郎の周りには、たくさんのイワシの大群が出迎えています。
●続いて七之助さんが演じる乙姫の衣装は、白地に金色の鳳凰がデザインされた豪華な唐装束です。
袖の部分が水色です。衣装には赤い房も付いています。
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肩の部分に赤い袖無し、紫色の羽衣がなびいています。
頭には金の冠を被っています。
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そして唐団扇(とううちわ)を手にしています。
二人は龍宮城で魚たちと宴を楽しんでいます。
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今回の表現ポイント
●背景は、天界と龍宮をイメージしました。
上半分は、玉手箱を開け老人となった浦島太郎が、鶴に乗り蓬莱山の仙人となった伝説を表現しました。
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老人姿の浦島太郎の衣装は、中国の仙人の衣装です。緑の雲模様に下がオレンジ色に青海波がデザインされた衣装です。
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仙人となった浦島太郎は大きな鶴に乗り、天界から下界を見渡しています。
そして右に太陽、左に桜の花びらと和風の雲が流れています。
下半分は、龍宮のイメージしてピンクを基調に格調高い松を描きました。
見ていただいた方々に、ワクワクした気持ちになってもらえるような作品になるように工夫して描きました✨
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今回は、歌舞伎舞踊・【桑名浦乙姫浦島】(くわなのうら おとひめとうらしま)を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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