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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、創作歌舞伎舞踊劇・【迦具⼟之舞】(かぐつちのまい)です。
市川團十郎さんが海老蔵時代に演じた創作歌舞伎です。
團十郎さんが演じる須佐之男命を女の子で表現しました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
創作歌舞伎舞踊劇
【迦具⼟之舞】
(かぐつちのまい)
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あらすじ
「市川海⽼蔵第⼆回⾃主公演 ABKAI 2014」にて初演された演⽬『SOU~創~』。
当時の市川海老蔵(現在の十三代市川團十郎白猿)が主演。
⽇本最古の歴史書である古事記を取り上げ、須佐之男命(すさのおのみこと)の物語を歌舞伎化した作品。
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この『SOU~創~』の作品の舞踊のシーンを独⽴させて、創作舞踊として再構成した演⽬が『迦具⼟之舞(かぐつちのまい)』である。
「水戸歌舞伎花火」のための特別演出にて披露。独特のダイナミックな演出と、迫⼒ある群舞で壮⼤な神話の世界。
■作:⻑⽥育恵
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◇◇◇
⺟・伊邪那美(いざなみ)を慕い、⻩泉の国から救いたいと願う須佐之男命(すさのおのみこと)は、⽗・伊邪那岐(いざなぎ)の海原を治めよという命に背き、⺟を思い、泣き暮らしていた。
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姉である天照⼤御神(あまてらすおおみかみ)が、考えを改めるようにと送ってきた使者を、斬り殺してしまった須佐之男は、直接天照に申し開きをするべく、⾼天原(たかまがはら)へと旅⽴つ。
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⾼天原で⼼の潔⽩を証明した須佐之男は、天照から悪神退治を命じられる。魑魅魍魎に戦いを挑んだ須佐之男であったが、たちまち四肢を捉えられてしまう。
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もはやこれまでかと思われたその時、須佐之男に語りかけるものがいた。⽣まれし時に、⺟・伊邪那美を焼き尽くし、そのために⽗・伊邪那岐に⾸を切り落とされた⽕之迦具⼟神(ひのかぐつちのかみ)である。
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⺟・伊邪那美を思うその⼼を知った迦具⼟が共鳴し、⽕の神々の⼒を得た須佐之男は息を吹き返すのであった。
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ーーー
新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きな打撃を受けた劇場のにぎわいを取り戻そうと、歌舞伎俳優の十一代目市川海老蔵が立ち上がり、2020年、大阪・道頓堀川でおこなわれた『日本の劇場文化 復活祈願祭』船上式典にて再披露された。
この演目を選んだ理由について團十郎は、「傾奇者(かぶきもの)が火の演舞をすることで、大阪の伝統文化の復活祈願に火をつけるという想いを込めた」と語っている。
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衣装メモ
●主役である須佐之男命の女の子版の衣装は、全体がピンクに金色の炎がデザインされた着物です。
帯は黄色いヒョウ柄です。
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頭はロングヘアに青い花の髪飾りを付けています。
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●一方、團十郎さんが演じる須佐之男命の衣装は、真っ赤なぶっ返りの姿です。
金色の炎がデザインされています。
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長い黒髪に、顔には赤い隈取が施されています。
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二人の須佐之男命は、剣を手にして魑魅魍魎と戦い、見得を切っているところです。
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今回の表現ポイント
●背景は、光る稲妻です。
全体にたくさんの稲妻が所狭しとキラキラ輝いています。
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二人の衣装が赤とピンクなので、背景色は暗めの色にして、二人が一番引き立つように工夫しました。
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今回は、創作歌舞伎舞踊劇・【迦具土之舞】を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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