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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『秋色種』(あきのいろくさ)です。
今日の絵は、昨年描いた絵をリニューアルしたものになっています😊
今回の主役は、物思いにふける一人の女性です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『秋色種』
(あきのいろくさ)
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あらすじ
●長唄。
●作詞:盛岡藩主南部利済 ●作曲:十世杵屋六左衛門 ●初演:1845年(弘化2年) ● |
通称「色種」。
六左衛門が後援者の南部侯の求めに応じてその力量を示した作品といわれ、作詞は一説には南部侯の夫人ともいう。
『吾妻八景(あづまはっけい)』と並ぶ演奏会用長唄の代表曲で、歌詞は秋の野辺の情景と花鳥風月の趣を歌い、ところどころに漢文も使われ、作詞者の教養と、六左衛門を困らせようとしたちゃめっ気が感じられる。
◇◇◇
既に秋も深まり、吾妻の野辺には秋の草花が咲き誇って、風情のある眺めになっている。
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夏には、軒端に葱草を吊るして月を眺めたり、冬には雪を愛で、鶯(うぐいす)が春を告げて啼いていた。
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麻布辺にある屋敷の庭には、萩の花が咲き誇っている。
そんな趣ある秋の風情を眺めながら、物思いにふける一人の女性。
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軒端の向こうに見える庭には、盛りの萩を始め葛、尾花、女郎花が咲いている。
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その情趣を楽しむ女性は、他の女性たちと共に、秋の夜長を過ごす枕辺に聞こえる松虫など、虫たちの声に耳を傾ける。
『長唄・秋色種:歌詞』 〈本調子〉 なまめく萩が花ずりの 衣かりがね 声を帆に 上げておろして玉すだれ その暁の手枕に 松虫の音ぞ [虫の合方]
たのしき
〈二上り〉 いつかしじまのかねてより 言葉の真砂敷島の 道のゆくての友車 暮ると明くとに通ふらん峰の松風岩越す波に 清掻く琴の爪調べ [琴の合方]
〈三下り〉 尽きせじつきぬ千代八千代 常磐堅磐の松の色 幾十返りの花にうたはん |
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調弦は、本調子→二上り→三下り。
チンチロリンの松虫の鳴き声を入れた「虫の合方(あいかた)」や、箏(こと)のコロリンシャンの旋律と音色を上(うわ)調子でおもしろく聞かせる「琴の合方」があり、三味線、唄ともに高度な技巧で演奏される。
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衣装メモ
●女性の衣装は、赤い振袖から、薄紫色の振袖に変わっています。
背中きらは、赤い振袖の袖が広がっています。
頭には、ピンクや紫の花、金色のかんざしを付けています。
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そして、右手に扇を持って踊っているところです。
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今回の表現ポイント
●背景は、秋の花であるコスモスを描きました。
コスモスがたくさん咲いています。
そして、コスモスの周りには、たくさんのトンボが飛んでいます。舞台下にも、トンボの図柄が付いています。
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さらに、主役の女性の赤い振袖にも、コスモスとトンボが付いています。
このコスモスとトンボで、女性の心情を表現しました。
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今回も、とても楽しく描けました😊
今回は、歌舞伎舞踊・『秋色種』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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