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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『梅の月』(うめのつき)です。
今日の絵は、男性と別れた女性が、物思いにふける内容の舞踊です。
タイトルに梅が付く舞踊は数多くあるんですが、今日の『梅の月』もその中の一つです。
登場人物は、女性一人です。
女性は、これといって役名はありません。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『梅の月』
(うめのつき)
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あらすじ
地唄。
〽️疑ひの雲なき空や如月の
その夕影にをりつる袖も
紅ひ匂ふ梅の花笠
在りとやここに鶯の
鳴く音をり知る羽風に
はらりほろりと降るは
涙か花か 花を散らすは嵐の咎よ
いや あだしのの鐘の声
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◇◇◇
「ゆき」「残月」などで著名な峰崎勾当の曲である。
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うららかに晴れ渡る如月(きさらぎ)の宵。
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その夕影の中にたたずんでいると、辺りを照らすかのように咲き充ちた紅梅が馥郁(ふくいく※良い香り)と香り、鶯(うぐいす)が慕い寄ってくる。
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美しい声でさえずるその羽風にさえ、はらりほろりと、花が舞い落ちる。
「いいえ、それは私の涙なのでしょうか」
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せっかく咲いた花を散らす嵐の心にくいこと。
とはいえ、花の移ろいも、世の習い。
人の世の無常を告げて、化野(あだしの)の鐘の音が響きわたる。
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衣装メモ
●主役である女性の衣装は、水色と赤で統一された着物を着ています。
格子模様や金色の川などが描かれています。
帯は、青色となっています。金色の紅葉がデザインされています。
女性は、座っているポーズで、左手に扇を持って踊っています。
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今回の表現ポイント
●背景は、タイトルのままです(笑)
オレンジ色の空間は、夕方をイメージしています。
そして、赤・ピンク・うすピンクの梅の花を、四方に描きました。
女性の足元の部分も、金色と銀色の梅の花を描きました。
さらに、今日の月は7つ描きました。
今までは、満月や三日月を描く事が多かったんですが、今回は月の形がどんどん変化しています。
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一番上に満月で、そこから時計回りに月がどんどん欠けていきます。
一応矢印付きです(笑)(笑)
そして、一番下の三日月から時計回りに、今度はどんどん元の形に戻っていきます。
これは、天体観測を参考にしました。
月の満ち欠けの形で、女性の気持ちを表現しました。
そして月の中心にも、大きな梅の花が咲いています。
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今日の絵は、割と面白い表現で描きやすかったです。
女性の気持ちを月の満ち欠けで表現し、春の梅の花と共に女性が優雅に踊る場面を表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『梅の月』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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