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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『供奴』(ともやっこ)です。
今日の絵は、主人を見失った奴(やっこ)が、主人を探しながら真似事をする楽しい舞踊です。
主役は、奴です。
今回は、奴を演じる女性と、実際に舞台で演じられている姿の奴を描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『供奴』
(ともやっこ)
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あらすじ
●長唄。
●初演:文政11年、江戸中村座 ●作詞:三世・瀬川如皐 ●作曲:四世・杵屋三郎助 ●本名題、『拙筆力七以呂波 』(にじりがき ななつ いろは)。 |
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文政11年(1828)3月、江戸・中村座で中村芝翫 (4代目 中村歌右衛門) が初演した七変化舞踊である。
また、歌右衛門が「拍子きき」の評価を得ていた事が、人気舞踊の地歩を固めた。
そのため奴の持つ提灯の紋は、歌右衛門の紋である「祇園守」(ぎおんもり)を使う約束になっている。
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「成駒(なりこま)やっとこよいやさ」と、芝翫の屋号(成駒屋)が歌詞の中に取り込まれ、別名・「芝翫奴」(しかんやっこ)とも呼ばれる。
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◇◇◇
舞台は江戸吉原・仲ノ町。
吉原に通う主人のお供に遅れた奴(やっこ)が、大きな提灯を掲げて勢いよく走り出てくる。
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奴は主人に遅れて出掛けたので、見失う。
奴は主人の姿を探しながら、主人の伊達男ぶりを自慢し、その姿を真似て得意気に踊る。
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あとを追いながら、当時の流行・丹前姿や武士の六法歩きを紹介し、「うちえいぱまでんす(りゅう ちぇい ぱま でんす、とも言う)」というジャンケン遊びを語る。
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「投げ草履(草履取り)」の技(わざ)を見せたりしながら、拍子に合わせて明るく踊る、楽しい演目である。
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軽快な音楽とキビキビとした奴の動きが心地よい舞踊で、足拍子と呼ばれる和製タップダンスが一番の見どころとなる。
奴の姿で、足を丸出しにしているため、足捌きの悪さなどが一目瞭然であるので、難しい踊りと言われる。
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衣装メモ
●奴を演じている女の子は、現代風に表現しました。
女の子の衣装は、黒地に赤い蓮の花がデザインされた着物です。衣装は、キラキラと輝いています。袖口は赤です。
そして上半身は、ピンク色の着物に早変わりしています。ピンク色の着物には、可愛らしいハートの模様がデザインされています。帯は水色です。
頭には、ピンクの花、足元はピンク色のヒールを履いています。
そして、刀も差しています。
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●一方、歌舞伎の奴の衣装は、黒地の着物から赤い着物に早変わりしています。
帯は赤紫色です。
顔は、赤い隈取りをしています。
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二人とも、提灯を持って見得を切っているところです。
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今回の表現ポイント
●背景は、街灯です。
ちょうど薄暗くなってきたので、灯が灯っているところです。
そして桜も、舞っています。街灯と一緒に、桜も光り輝いています。
中段の緑の部分は、階段です。
この階段には、唐草模様を描きました。
さらに、下にも桜が光っています。
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今回は、全体的に背景に時間が掛かりましたね(笑)
街灯は、線描きせず、直接色を塗りました。
あとは、見得を切っている二人の、バランスの調整が少し大変でした(笑)
歌舞伎の姿の奴と女の子で表現した奴が、町の街灯の前で見得を切っているところを、現代風の色彩を用いて表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『供奴』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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