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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『碁太平記白石噺』(ごたいへいき しらいしばなし)です。
今日の絵は、生き別れた姉妹が再会を果たし、親の敵を討つという内容です。
主役は、姉の宮城野(みやぎの)と妹の信夫(しのぶ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『碁太平記白石噺』
(ごたいへいき しらいしばなし)
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あらすじ
●初演:1780年(安永9)1月、江戸・外記座(げきざ)
●作:紀上太郎(きのじょうたろう)・烏亭焉馬(うていえんば)・容楊黛(ようようたい)の合作。 |
時代世話物。全11段。
1651年(慶安4)の由井正雪の事件と,1723年(享保8)に16歳と13歳の姉妹が、田辺志摩という武士を父の仇として討ちとった事件とを結びあわせて脚色した。
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吉原の太夫になっている姉を探して江戸に来た田舎娘、信夫(しのぶ)は、危ないところを揚屋の主人・大黒屋惣六(だいこくやそうろく)に助けられる。
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贅(ぜい)を極めた宮城野の部屋で、新造(しんぞう ※花魁の見習い)二人が惣六が連れ帰った田舎者の信夫をからかってふざけている。
連れて来られてきた廓の傾城、宮城野(みやぎの)は、奥州訛りの方言から妹と悟り、証拠のお守りを見せ再会を喜びあう。
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しかし、信夫から父が代官に殺されたうえに、母も病死したことを聞いた宮城野は、悲しみのあまり癪(しゃく)を起こすが、浪人とはいえ武士の娘、姉妹で敵討ちを決意し、すぐに廓(くるわ)を抜け出そうとする。
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様子をうかがっていた惣六は、はやる二人に、「曽我兄弟の敵討ち」をたとえに、後ろ盾を得るまで時期を待つように諭す。
そして二人に、宮城野の年季証文と吉原大門(よしわらおおもん)の切手を渡す。
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惣六の情けある計らいに感謝する宮城野と信夫は、仇討へと出発するのだった。
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衣装メモ
●宮城野の衣装は、赤とピンク色の花魁の衣装です。
ところどころに「麻の葉(あさのは)模様」がデザインされています。ピンクの部分は、格子模様がデザインされています。
そして、黄緑色の帯を締めています。帯には、オレンジ・水色・紫の花が描かれています。
頭には、鼈甲櫛(べっこうくし)をたくさん付けています。
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●妹の信夫の衣装は、緑色の着物を着ています。
金、銀、青の葉っぱの模様がデザインされています。
襟元は黒です。
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二人は久しぶりの再会を喜んでいます。
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今回の表現ポイント
●背景は、二人の真後ろに、大きな扇を描きました。青紫色とオレンジ色の扇です。扇には、桜や金色の模様が入っています。
これは、花魁のお座敷をイメージしました。
そして、足元は、青と黄色の市松模様になっています。
さらに、上に茶髪の女性二人が、満月を眺めながら背を向けて刀を持っています。
これは、宮城野と信夫です。二人が、親の敵を討ちに向かう場面を、現代風に表現しました。
一応、右が姉の宮城野で、左が妹の信夫です(笑)
若い姉妹の物語なので、空をピンクのヒョウ柄で描きました(笑)
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今回は、扇と現代風に描いた姉妹の部分が少し時間が掛かりました。
空をゼブラ柄にするか、ヒョウ柄にするか迷ったんです(笑)
色を考えた時に、ヒョウ柄の方が映えるので、ヒョウ柄にしました。
今回は、歌舞伎狂言・『碁太平記白石噺』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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