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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『雨の四季』(あめのしき)です。
今日の絵は、一人の女性が、四季の雨の情景を重ねて、江戸の風物を語るという舞踊です。
主役は、女性です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『雨の四季』
(あめのしき)
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あらすじ
長唄
●作詞:池田弥三郎 ●作曲:山田抄太郎 |
銀座生まれの生粋の江戸っ子であり、国文学者であった池田弥三郎氏(1914-1982年、慶応大学教授)が作詞し、長唄東音会創始者である山田抄太郎氏(1899-1970年、人間国宝)が作曲した、昭和42年(1967年)発表の、比較的新しい作品。
全体に尋常小学唱歌「四季の雨」(大正3年、1914年)を想起させる内容になっており、春夏秋冬、それぞれの雨の情景をどこか懐かしい江戸の風物とともに描いている。
新作とは思えないほど瑞々(みずみず)しい内容で、たいへん人気のある曲・演目である。
◇◇◇
やわらかい春雨の中、一人の女性が登場し、これから江戸の風物を紹介する。
四季の風物には、四季の雨の情景が重ね合わされる。
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(春)
賑やかな縁日の様子。
もやのような春雨のなか、飴売の香具師が活き活きと口上を語っている。
様々な売り物屋に、居合い抜きの見世物、春雨に霞む。
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(夏)
山王祭と神田明神の夏祭りに、ふいに夕立が襲う。
夕立が過ぎて雨があがると、ふと昔の恋人を思い出し、逢瀬を懐かしむ。
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(秋)
賑やかな橋づくし
江戸といえば橋がつきもの。
日本橋を行きかう人々、そこに秋雨が降りかかる。
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(冬)
早朝出立するため、日本橋の橋げたを行き交う旅人たちを、冷たい氷雨が見送る。
(※クリックすると画像が拡大します)
冬は冷たい氷雨。
女性は家路へと帰っていく。
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衣装メモ
●女性の衣装は、白で統一した紅葉模様の着物を着ています。
赤・青・オレンジ・黄緑の紅葉がデザインされています。片袖はピンク一色になっています。
女性の頭には、櫛や藤の花の髪飾りを付けています。そして赤い鼻緒の草履を履いています。
ちょうど、雨が止んだところなので、紫色の傘をたたんでいるところです。
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女性が歩く道には、水たまりが出来ています。
今回の表現ポイント
●背景は、大きな滝が見えています。
今回の舞踊は雨がテーマなので、雨をナイアガラの滝で表現しました(笑)
ナイアガラの滝と雨を結びつけるのは、無謀な感じですね(笑)
雨を別の表現にしようと考えていたら、フッと思い付いたんです。
ナイアガラの滝の周りには、四季の植物も見えています。
桜・朝顔・紅葉・氷の中に雪の華です。
そして、滝の上は、実際にナイアガラの滝の上にある建物を描きました。
空は夕方のイメージです。
鳥も飛んでいますね。
さらに、空に金色の虹のようなものがあります。
これは星をイメージして描きました。
(※クリックすると画像が拡大します)
雨をナイアガラの滝に結び付け、雨上がりの場面を表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『雨の四季』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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