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壺坂霊験記

ご訪問ありがとうございます✨

絵師ひでまさです😊

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨

 

 

 

このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。

 

 

そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌

 

 

今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・壺坂霊験記つぼさかれいげんきです。

 

 

今日の絵は、盲目の座頭の沢市さわいちと妻のお里おさとが、観音菩薩に助けられるという、ハッピーエンドの物語です。

 

主役は、お里おさと沢市さわいち夫婦です。

 

最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊

 

演目名

 

歌舞伎狂言
壺坂霊験記
(つぼさかれいげんき)

沢市とお里 上段に観世音菩薩

沢市とお里
上段に観世音菩薩

(※クリックすると画像が拡大します)

 

あらすじ

●初演:1879年、大阪大江橋席

●原作者未詳の浄瑠璃観音霊場記に2世豊沢団平・加古千賀夫妻が加筆・作曲

●通称:壺坂

 

◇◇◇

大和国(やまとのくに)壺坂観音つほわさかかんのんの近くに、座頭の沢市さわいちと、女房のお里は細々ながら仲睦まじく暮らしていた。

沢市

沢市

(※クリックすると画像が拡大します)

 

お里

お里

(※クリックすると画像が拡大します)

 

しかし沢市にとって、一つの疑念は、連れ添ってから三年の間、お里が毎夜床を抜け出すことである。

 

 

自分は盲目、しかも疱瘡(ほうそう)

他に男が出来たのかと邪推し、ある夜お里を問い詰める。

お里に問い詰める沢市

お里に問い詰める沢市

(※クリックすると画像が拡大します)

 

しかし、それはやはり思い過ごしであった。

 

お里はこの三年間、沢市の目が治るようにと、毎夜壷阪寺観音様に願掛けに行っていたと打ち明ける。

 

壺坂観音

壺坂観音

(※クリックすると画像が拡大します)

 

そして今夜は、ちょうど満願の日だから一緒に行こうと誘う。

 

 

共に壺坂観音へ着くと、沢市は

「ここで三日間断食をするから家へ帰っていなさい」

と言う。

二人は壺坂観音へ出向く

二人は壺坂観音へ出向く

(※クリックすると画像が拡大します)

 

実は、自分の前途を悲観し、お里の幸せの為に谷底へ身を投げる。

 

沢市は谷底へ身を投げる

沢市は谷底へ身を投げる

(※クリックすると画像が拡大します)

 

帰途、お里は胸騒ぎを覚え引き返すと、沢市はもういない。

 

夫の死を知り悲しんだお里も、夫のあとを追って谷底へ身を投げてしまう。

谷底へ身を投げるお里

谷底へ身を投げるお里

(※クリックすると画像が拡大します)

 

するとそこへ観世音菩薩かんぜおんぼさつが姿を現し、妻の貞節を讃え、二人を生き返らせる。

 

現れた観世音菩薩

現れた観世音菩薩

(※クリックすると画像が拡大します)

 

二人の夫婦愛を聞き届けた壺坂観音の霊験により奇跡が起こり、二人は助かり、沢市の目も再び見えるようになる。

 

二人は壺坂観音に助けられる

二人は壺坂観音に助けられる

(※クリックすると画像が拡大します)

 

夫婦はこれも信心のおかげと大喜びし、手に手を取って家路に向かう。

壺坂霊験記

壺坂霊験記

(※クリックすると画像が拡大します)

 

衣装メモ

沢市の衣装は、黒地の着物を着ています。黒い着物には、細かい銀色の模様が全体にデザインされています。

帯は焦げ茶色です。

沢市

沢市

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

お里の衣装は、紫色と紺色で統一された着物を着ています。

紺の部分には格子模様、紫色の部分には金色の模様が描かれています。

 

帯は青色です。

お里

お里

(※クリックすると画像が拡大します)

 

今回の表現ポイント

背景は、下の部分はバラの花です。

 

そしてその上は、観音菩薩です。
観音様の衣装と言った方が正しいかもしれないですね(笑)

 

 

これまで、このブログでも何度か観音様は登場したことがありますが、今回は少しスタイルが違います。

 

今回は大晦日ということで、観音様小林幸子さんの紅白歌合戦の衣装で表現しました(笑)

 

 

 

この衣装のテーマは、ペガサスです。

 

観世音菩薩

観世音菩薩

(※クリックすると画像が拡大します)

 

全身が金色、角度によって、様々な色に輝いています。頭にも、とても豪華なヘッドドレスを被っています。

 

そして、巨大な羽が開いています。

 

この絵を描いていて、何度も顔の位置を探しました(笑)

 

 

皆さんも、観音様の顔を探してみてくださいね。

 

そして、ペガサスという衣装なので、4頭のペガサスが飛んでいます。

 

さらに、夜空には、たくさんの星と共に、ペガサス座が浮かんでいます。

舞台全体がキラキラに輝いています。

壺坂霊験記

壺坂霊験記

(※クリックすると画像が拡大します)

 

沢市お里夫婦を助ける観音様を、紅白歌合戦の小林幸子さんの衣装で表現し、ハッピーエンドの内容を1枚の紙に描きました。

 

今回は、歌舞伎狂言・壺坂霊験記を紹介しました😊

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨

 

 

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