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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『柏の若葉』(かしわのわかば)です。
今日の絵は、お祝いの舞踊です。
主役は、女の子です。特に決まった役名は無いです。
今回は、この主役の女の子を、ギャル風に表現して描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『柏の若葉』
(かしわのわかば)
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あらすじ
●初演:1897年(明治30年)6月20日 両国中村楼
●作詞:二世河竹新七 ●作曲:三世清元斎兵衛 ●本名題:『壽祝柏若葉』(ことぶきいわう かしわのわかば) |
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明治三十年(1897)六月、両国中村楼にて「青海波」(せいがいは)と共に、五世清元延寿太夫の襲名披露の時に発表された。
略称は「柏の若葉」で、清元の定紋の「三つ柏」に因んでの名前である。歌詞の中にはもう一つの清元の紋である「三つ瓢箪」や、二世延寿太夫が松江藩七代藩主・松平治郷(不昧)公から拝領した「蝉桐」の紋服の紋などを歌詞に盛り込んでいる。
花鳥風月にこと寄せて、延寿太夫が家元を相続するようになった次第と、清元の繁栄を祝う品の良いご祝儀曲である。
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清元の定紋の柏にちなみ、初夏の風物、縁の地名などを織り込んだ御祝儀曲で、素踊りとして親しまれている。
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柏の若葉(壽祝柏若葉)
〽️春告げし初音の鳥もいつかおひ
接樹の梅は日の影と
雨の雨露の恵みに青葉して
茂る梢の花やしき
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柏も古く常磐木の
松を友なるむつみぎに
齢寿く名にちなむ
槐(えんじゅ)も花の咲く頃と
子にゆずり葉や幾千代と
かけし願ひの今年竹
青きをわぶる一節に
若葉は同じ桐の花
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その蝉桐もゆかりとて
せみの羽衣ぬぎかへて
はれな紋日の薄羽織
着初めに富士も白雪の
とけて嬉しき衣がえ
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峰もはるかに紫の
雲かと眼にも筑波根は
あつ着となりて茂る山
西と北とに一対の
はでな姿を宮戸川
上手へのぼる汐時も
よしや葭戸(あしと)と変わる瀬に
清きを流す障子船
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風になびくか夏柳の
糸の音じめの床しさに
ひかり涼しくさす月を
三つ瓢箪(ひょうたん)の連れ弾に
浮いた調子の賑はしや
実に栄ゆく家の名も
延るを継ぎて万代も
つきぬ流れの末広さ
富貴を仰ぐことの葉を
拙き筆に祝ふらん
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衣装メモ
●女の子の衣装は、ピンクと黒で統一された、かなり派手な振袖です(笑)
振袖には、ピンクのボタンの花があしらわれています。そして、赤い帯を締めています。
頭には、赤い花やピンクのリボンを付けています。
女の子は、お祝いの舞を披露しています。
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今回の表現ポイント
●背景は、和風のリボンが対になって広がっています。
このリボンは、束熨斗(たばねのし)という、着物のデザインなどに使われる模様です。
とてもカラフルなリボンです。着物の模様と変わらないですね(笑)
向かって右側に、赤・オレンジ・紫・白などの束熨斗があります。左側には、濃紺・青・水色・黄色・オレンジ・緑・薄紫の束熨斗があります。どちらの束熨斗も、真ん中に赤い紐で結ばれています。
今回は、お祝いの場面なので、この和風のリボンでお祝いを表現しました。
●そして、舞台の下側は紫と黄色のタイルになっています。
いつもは、オレンジイエローや薄いカーキ色なんですが、新しい表現をしたかったので、このような舞台になりました。
●さらに、菱形の雪も降り積もっています。
雪を銀色の菱形で表現しました。
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女の子が踊る祝いの舞を、着物の模様である束熨斗で表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『柏の若葉』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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