ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『与話情浮名横櫛』(よわなさけ うきなのよこぐし)です。
今日の絵は、禁断の恋愛をした恋人同士が、3年ぶりに出会う物語です。
主役は、与三郎(よさぶろう)と、お富(おとみ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『与話情浮名横櫛』
(よわなさけ うきなのよこぐし)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
●初演:嘉永6年3月、中村座
●作:瀬川如皐 |
外題、『切られ与三』(きられよさ)。
(※クリックすると画像が拡大します)
◇◇◇
江戸の小間物屋・伊豆屋(いずや)の若旦那・与三郎(よさぶろう)は養子で、のちに生まれた実子で弟の与五郎に家督を継がせるため放蕩(ほうとう)、木更津の藍玉屋(あいだまや)へ預けられた。
(※クリックすると画像が拡大します)
春のある日、浜へ出た与三郎は土地の大親分・赤間源左衛門の愛人・お富(おとみ)に出会い、互いに一目惚れをしてしまう。
(※クリックすると画像が拡大します)
親分の留守に二人は密会、赤間別荘で契りを結ぶが、子分の密告でその場に源左衛門が踏み込み、与三郎は斬りさいなまれ、藍玉屋へ売られた。
一方、その場を逃れたお富は海へ身を投げたが、通りかかった鎌倉和泉屋(いずみや)の番頭・多左衛門(たざえもん)の商船に助けられ、雪の下源氏店の別宅に囲われることになる。
(※クリックすると画像が拡大します)
それから三年。
与三郎は、体中に受けた三十四カ所の刀傷を売りものに、「切られ与三」(きられよさ)という異名をもつ小悪党になり、
兄貴分の蝙蝠の安五郎(こうもりのやすごろう)とともに強請(ゆすり)をしながら暮らしている。
(※クリックすると画像が拡大します)
ある日、二人が強請に入った源氏店で、与三郎は死んだと思っていたお富と巡り会う。
(※クリックすると画像が拡大します)
落ちぶれた自分に引きかえ、多左衛門の愛人として、ぬくぬくと囲われている様子のお富を見て、
「こんな身体になったのは誰のせいだ」と、与三郎は恨み言を言う。
決して多左衛門と、枕を交わしたことはないと弁解するお富。
(※クリックすると画像が拡大します)
そこへ多左衛門が帰宅。お富は与三郎を兄だと言い繕う。
二人の仲を察した多左衛門は、与三郎にお金をめぐんで帰し、お富には守り袋を手渡す。
(※クリックすると画像が拡大します)
あとで、その守り袋を見て、お富は多左衛門が実の兄だったことを知る。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
●与三郎は、ブルーグレーの着物です。帯は青色です。
与三郎の顔と体には、傷が付いています。
(※クリックすると画像が拡大します)
●お富は、青と紫色のストライプ柄の着物を身にまとっています。襟元は黒です。
(※クリックすると画像が拡大します)
今回の表現ポイント
●二人が出会ったのが、木更津の海ということなので、背景は、木更津の海です。
そして、赤い橋は、木更津の『中の島大橋』です。
さらに、真ん中に大きなブランド物の腕時計があります。
これは、3年という時間の流れを腕時計で表現しました。
周りにある小さな時計も、月日の流れを表現しています。グルグルと歳月が流れている感じです。
(※クリックすると画像が拡大します)
3年ぶりに再会した二人の歳月を腕時計で表現し、出会えた二人が喜び合う場面を描きました。
今回は、歌舞伎狂言・『与話情浮名横櫛』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事