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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『爪王』(つめおう)です。
今日の絵は、鷹(たか)の吹雪(ふぶき)と、悪さをする赤狐が戦う話です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『爪王』
(つめおう)
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あらすじ
動物小説の作家として知られる戸川幸夫作、平岩弓枝脚色で十七代目勘三郎も鷹匠を演じた舞踊劇。
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◇◇◇
雪の降るある日、鷹匠(たかじょう)は訪ねてきた庄屋から、悪い赤狐を退治するよう頼まれる。
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鷹匠は吹雪(ふぶき)と名付けた鷹を連れて山へ赴き、吹雪を放つが狐に敗れてしまう。
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吹雪は深傷を負うが、鷹匠のおかげで元気になる。
春が訪れ、鷹匠は吹雪に、
「獲物を恐れる鷹は王者では無い」
と言い、吹雪は再び大空へ舞い上がり再び狐に挑む。
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吹雪と赤狐は、激しい戦いを繰り広げる。
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激闘の末、吹雪は見事に赤狐に勝利した。
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勝利と共に成長した吹雪は、大空に舞っていく。
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衣装メモ
鷹の吹雪の衣装は、鷹の羽をイメージして衣装になっています。
薄い黄色に、オレンジ色と金色で鷹の羽が描かれています。
赤い打掛からの、ぶっ返りと呼ばれる早変わりで、鷹の衣装に変身しています。
頭には金色の髪飾りを付けています。
そして翼を広げて、視線の先には狐を捕らえようとしています。
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一方、赤狐の衣装は、白地に狐火(きつねび)と呼ばれる赤い模様が入っています。
帯は緑色です。
下は、白に黄色のぼかしが入った袴となっています。
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赤狐の髪は乱れ、最後の抵抗をします。
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激しい激闘の末、吹雪はついに赤狐を退治します。
今回の表現ポイント
今回の背景は、水色の冬山をバックに雪が降っています。
そして吹雪が鷹ということで、たくさんの鷹の羽が所狭しと舞っています。
鷹の羽の色は、濃い青色で塗りました。
さらに、今回は動物が主役なのですが、動物は描きません(笑)
新しい表現として、鷹と狐が戦っている場面を《人間の手》で表現しました。
この《人間の手》は、鷹が爪で獲物を捕まえようとするポーズと、狐のポーズになっています。
鷹の吹雪は女性なので、この手の長い爪には、赤いマニキュアが塗られています。
一方の狐は、口を閉じていますね。
互いに睨み合い、非常に激しい戦いの場面を表現しました。
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本日のイラストは、新しい表現として動物は描かず、《人間の手》を動物に見立てて、激しい戦いをイメージして描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『爪王』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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