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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『おちくぼ物語』です。
今日の絵は、おちくぼの姫というお姫様が主役です。
意地悪な継母たちにいじめられながら、貴公子との恋を成就させる、日本版「シンデレラ」物語です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『おちくぼ物語』
(おちくぼものがたり)
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あらすじ
原作は源氏物語より古く平安時代に書かれた「落窪物語」(作者不肖)。
美しい容貌を持つ主人公の落窪の女君が、その名の通り寝殿の隅にある、畳の落ち窪んだ陋屋(ろうおく)に住まわされ、継母からのいじめにあうという、シンデレラとも似通った構図を持つ。
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平安時代に成立した落窪物語を題材に、戦後、歌舞伎化された作品。意地悪な継母たちにいじめられながら、貴公子との恋を成就させる日本版「シンデレラ」物語であり。
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題名の「落窪」は、主人公の薄倖な女君が置かれた居室の名前に由来する。
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◇◇◇
主人公は中納言・源忠頼の娘(落窪の姫)である。
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母と死別した落窪の姫(おちくぼのひめ)は、継母のもとで暮らすことになった。
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しかし、継母からは冷遇を受けて落窪の間に住まわされ不幸な境遇にあり、味方は女房のあこきと末弟の三郎君だけであった。
そこに現われた貴公子、右近の少将道頼に(しょうしょう みちより)に見出され、姫君に懸想した道頼は彼女のもとに通うようになった。
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しかしそれを知った継母に納戸に幽閉され、さらには貧しい典薬の助の元へ嫁がされそうになる。
そこを道頼とあこき達に救出され、二人は結ばれる。
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道頼は、姫君をいじめた継母に復讐を果たし、中納言一家は道頼の庇護を得て、幸福な生活を送るようになった。
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衣装メモ
主役のおちくぼの姫が、日本版シンデレラということで、今日のお姫様は、シンデレラの世界と歌舞伎の世界を合体させた姿にしました(笑)
そして、現代風の顔とヘアスタイルになっています。
おちくぼの姫の衣装は、ピンク色の十二単姿です。
水色とオレンジ色の花、紫・黄色・オレンジの家紋がデザインされています。
頭には、ピンク色のお花を載せています。そして、銀色の髪飾りも輝いています。
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姫は、最愛の夫である、道頼と出会い、ようやく幸せになれます。
一方後ろにいるのは、少将道頼(しょうしょう みちより)で、おちくぼの姫の旦那さんになる人です。
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道頼の衣装は、青を基調にした束帯姿です。
中に着ている、白い衣装も見えています。こちらは、格子模様になっています。
そして下は、紫色の袴となっています。
右手には、水色の扇子を手にしています。
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道頼と出会った姫は、道頼と結ばれ、永遠に幸せに暮らします。
今回の表現ポイント
そして背景は、緑色の丘があり、向こう側には海が見えています。
そして、いろんな色の薔薇が咲いています。赤・オレンジ・ピンク・紫の薔薇です。
黄色い空に飛んでいるのは、ネックレスです。
さらに、上にあるピンク色の傘は、「相合い傘」です。
おちくぼの姫と少将道頼の愛情を、この相合い傘で表現しました。
相合い傘は、ピンク色と黄色で模様を描きました。
一番上は、ハートになっています。
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相合い傘の前で、幸せな毎日を過ごす、おちくぼの姫と道頼を現代風のイメージで表現しました。
今回は、歌舞伎狂言・『おちくぼ物語』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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